坂田と“妖精の力を失った”妻・小池栄子。二人の愛がエスペランサーを破った!

写真拡大 (全2枚)

11月25日(日)横浜アリーナで開催された『ハッスル・マニア2007』。

ケンドーコバヤシ、田中星児、オリエンタルラジオ、眞鍋かをりにマーク・ハントと、様々なゲストの登場と、ド派手な演出で沸きに沸いた今宵のハッスル。その日のメインを飾った、ザ・エスペランサーと坂田亘の一騎打ちは、誰も予想だにしない、ハッスル史上最大のサプライズに包まれ、感動のクライマックスとなった。

静寂の中、鳴り響いたゴング。不気味なプレッシャーがリングを支配する中、リングを周回する坂田は、エスペランサーに近づくことすらできない。「どうしたらいいんだよ」と大声を張り上げては、意を決してチョップを放つも、エスペランサーは簡単にキャッチ。返す刀で坂田を投げ捨て、その強さを誇示した。

成す術ない坂田に対して、掌打、ローキックと、怒涛の攻撃を見せたエスペランサーは、試合中盤、遂にレーザービターンを放つ。これを間一髪よけた坂田だったが、なんと、レーザービターンは、入場ゲート上部にいたカメラマンを直撃。

胸を射抜かれたカメラマンは、足場から約15m下へと落下してしまい、あわや大惨事となった。

だが、カメラマンの安否をよそに試合は続行。エスペランサーの膝蹴り、地獄付きに、フラフラの坂田だったが、ここでウルトラCの奇跡が起こった。昨年の『ハッスル・マニア2006』に現れた小池栄子似の妖精さんが、入場ゲートに再び降臨したのだ!

妖精さんは「私にレーザービターンを打ってみなさい」と、エスペランサーを挑発。エスペランサーがレーザービターンを放つと、「LOVE & HUSTLE」と書かれたハート型のシールドで、これを打ち返してみせた。

妖精さんが跳ね返したレーザービターンは、見事にエスペランサーを直撃。闘う機能を失ったエスペランサーへと、最後の力を振り絞った坂田がトラースキックを叩き込むと、3カウントを奪取。遂にエスペランサーの牙城を崩すことに成功した。

力尽きた坂田に、レーザービターンを跳ね返した妖精さん(妖精さんは、この一撃で魔法が解け、妖精さんから坂田の妻・小池栄子に戻った)。それぞれが倒れこむ中、破壊されたエスペランサーは、花道を這いつくばり、スモークと共に姿を消した。

そして、息を吹き返した坂田が、入場ゲートまで歩み寄り、倒れた妖精さんを抱きかかえると、クライマックスは“冬ソナ”よろしく、二人が愛を確かめ合う感動のクライマックスへのプロローグとなっていた。

最後は、これまでリングに近づけなかった妖精さんこと小池栄子も無事リングインを果たすも、エスペランサーを失った高田総統が姿を現し、さっそく、大晦日のハッスルで坂田&小池に対し宣戦布告をすることも忘れなかった。

エンディングでは、坂田が涙ながらに、妻・小池へ「妖精さんとしての力が尽きたのなら、一人の女として俺を支えてくれるか?」とプロポーズよろしく、愛のメッセージ。リング上で抱き合った二人を、ハッスル軍のメンバーが祝福し、最後は坂田による、新ハッスルポーズ“ラブ&ハッスル”でハッスル下半期最大のビッグマッチを締めた。

『ハッスル・マニア2007』全試合結果一覧へ