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【コラム】ジャパンCは馬・異文化コミュニケーションの場

【コラム】ジャパンCは馬・異文化コミュニケーションの場
昨年は凱旋門賞の無念を晴らしたディープインパクト。今年、出走を断念したサムソン、ウオッカはどうか? 写真一覧(2件)
 馬に関わる人間として、今週行われるジャパンCは毎年楽しみにしているレースです。というのも、海外の厩舎関係者が馬に対してどう接しているかを間近で見ることができるからです。

 日本では当たり前にやっていることでも、海外のスタッフからすれば「有り得ない。クレイジーだ!」と思われることもあるでしょうし、逆もまた然り。日本人スタッフがやっていることを、「なんだそれは?」と興味を持ってきたりもします。
 彼らは貪欲です。馬に対していいことだと思えば異国の文化でもどんどん取り入れてしまいます。

 もちろん私たち日本の競馬関係者も同じ。海外スタッフがちょっとかわったことを馬にしていれば、それをまねてみようと努力を重ねます。

 調教方法や馬の仕草でも、海外と日本では受け止め方も大きく違います。例えば、
『あくび』については、日本では「気合いが乗っていない」という形でとらえますが、海外では「リラックスしている」。『鼻を鳴らす』という行為については、日本が「イレ込みぎみ」ですが、海外では「循環器系が正常な証拠」と、まったく正反対になります。

 これらは突き詰めればキリがなく、どれが正解というものはないのかもしれません。馬一頭一頭についても個体差がありますし、性格的な個性もありますからね。

 少々話が長くなってしまいましたが、とにかくこのジャパンCという国際舞台はレースの行方と同じぐらい、海外スタッフから技術を学ぶ場でもあります。
 今年も私は東京競馬場で行われる公開調教に足を運び、海外馬の状態や、陣営の動向などを観察して今後の競馬生活に活かしたいと考えています。その情報をさらに馬券に活かせられれば最高なのですがね。

 今のところ、日本馬ではやはりエース格のメイショウサムソン、それにこの距離がベストのインティライミ、一頓挫あって人気が落ちそうなウオッカ。海外馬ではアメリカのアルティストロワイヤルに注目しています。(新関力)
【コラム】ジャパンCは馬・異文化コミュニケーションの場
新関力…元JRA調教師。82年の桜花賞馬リーゼングロスなど数
   
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