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その後の小泉元首相、「2/3をとった男の総括と予言?」

【PJ 2007年11月21日】− 21日、シンガポールで東アジアサミットが開催される。「温暖化ガスを吸収する森林面積を2020年までに1500万ヘクタール以上拡大すること」を明記した特別宣言の採択が注目されている。

 さて、先週のことだ。サミットに先がけ同地で「モルガンスタンレー アジアパシフィックサミット」(11月13-15日)が開催されていた。その基調講演を小泉純一郎元首相が行っている。講演の要旨は以下に掲載されている。
Japan Economics Weekly 2007 年11 月16 日

 この男は少しもぶれていない。参院選大敗の主因が小泉改革の行き過ぎにあると決めつける世評に対してこう反論する。「もし日本が苦難に直面しているとすれば、それは改革が行き過ぎたからではなく、足りなかったからです」。彼に異議をとなえる万人の前でも彼は同じ総括をくり返すことだろう。

 政治家の発言は何時だって生臭いにおいがたちこめるものだ。男は森派に所属していながら、一匹狼(おおかみ)のように牙をむいた。彼の魅力は政治家特有の発酵、臭みを感じない点だろう。群れない。集団で蒸されたような悪臭がついていない。彼のきっぱりとしたまとめから何が見えてくるのか?

 彼の見通しは持論を一歩も出てはいないが、かわらず鮮明で決然としている。
「古い政党が改革を実行しなければ、政治再編が起きる可能性は十分あるでしょう」。

 彼の文脈はこうだ。有権者をあたかも犠牲者のごとく扱い、不安をあおり支持を集める政治のあり方を「不安の政治」と切り捨てる。これと対決するのが「希望のビジョンを与える」政治だ。そして希望の政治とは改革を真剣に考える政治だ。

 この男の魅力は少しもおとろえていない。大衆の琴線(きんせん)にずばっと切り込んでくる。「不安の政治か、希望の政治か」とやられたら、ぐらっと来るだろう。再びだまされても良いという気分になってくる。

 国会議員歴35年間、政界を生き抜いた。オオカミというより、その実像はタヌキのようなものだ。彼の言葉は重い。「日本は程なく次の総選挙を実施するでしょう。この選挙は、今後10年間における日本の経済と政治のビジョンを明確にする選挙になると思われる」【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 吉川 幸雄【 神奈川県 】
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