「男の美容整形」が激増しているってホント?
2007年11月20日08時54分 / 提供:都市伝説探偵団
ゲジゲジ眉毛にニキビ面、着ているものといえば真っ黒の詰め襟、といえば“三丁目の夕日”時代の男子高校生の定番スタイル。時代は変わって、今時の男子高校生はきちんと眉を揃え、肌はツルツル。着ているものはブランドもののおしゃれなブレザー。ところが、彼らはまだまだ美しくなりたいし、最近は美容整形に対する抵抗感もなくなったという。大学入学前、就職前に手術を受ける男が急増しているという噂を聞き、実際はどうなのかを追ってみた。
都内の大学に通う嶋田くんは、子どものころから自分の顔が好きになれない。なかでも腫れぼったい両のまぶたは大嫌いで、20歳を過ぎてもガールフレンドひとりできないのは、この腫れぼったいまぶたのせいだと信じている。一方、同じゼミ仲間の加藤くんはくっきりとして二重まぶたが印象的な好青年で、いつも女の子に取り囲まれている。
「はっきり言って腹が立ちます。なんで同じ人間なのにこんなに美しさに差があるのかって。ま、僕を不細工に産んだ親を恨んでもしょうがないので、いろいろと試してみましたよ。二重まぶたをつくるテープとか接着剤とか。でも、どれもうまくいかなくて、最後は美容整形手術しかないかなと思って、いまお金を貯めてます。いろいろ調べた結果、メスを入れない簡単な方法もあるみたいですけど、どうせならくっきりときれいな二重にしたいです」
嶋田くんのいう“くっきりしたきれいな二重まずた”は、まぶたの余分な脂肪を取り除き、はっきりとした二重のラインをつくる手術で、病院によってまぶたを少し切開する方法や、まぶたのラインすべてを切開し余分な脂肪を取り除き、くっきりした二重をつくる方法などいろいろある。20〜30万円前後の手術費がかかる。
ここで問題となるのが手術後、友人知人、家族などとの対応だ。未だに親からもらった体にメスを入れるなんてもっての外と考える人もいれば、美容整形で自分に自信が取り戻せるならいいこと、と考える人もいる。嶋田くんのように、美しくなれるなら、劇的な変身は全然かまわないという人もいる。
取材を進めていて、美容整形に対する話題が男たちの間でごく普通に出てくることに違和感を覚えると同時に、時代は変わったな、と感じさせられた。だが、やはり美容整形を受けたことを周囲に知られることは避けたい、という。「そこまでして容姿にこだわるのか、と言われるのが嫌ですね。ホントはこだわってるんですが、こだわっているようには見られたくない」。
最近の傾向で特に増えているのが、永久脱毛をする男性だ。かつては男らしさの象徴のようにいわれた胸毛やヒゲが、近頃はあまり歓迎されていないようだ。絶対匿名を条件に話してくれたのは金属メーカーに勤める山崎さん(仮名)、30歳。
「僕は中学生のころから急に毛深くなってきたんです。腕、足、胸、背中、お尻……もう体じゅう毛だらけでした。昔は毛深いのは男の証だ、ぐらいに思ってたんですけど、高校に入る頃は、だんだん不安になってきましてね。このままじゃ絶対に女の子にもてないと思って、足とか腕の毛をせっせと剃ったり、脱毛ワックスを塗ったり、必死の努力をしていました。今は美容整形外科でレーザー脱毛治療をしています」
レーザー脱毛治療とは、成長期にある毛にレーザーを当て毛の再生組織を破壊する方法で、完全に脱毛をするためには2〜3か月おきに5〜6回のレーザー照射が必要とされている。治療はクリニックによって違うが1か所5000〜2万円前後。これを年5回受けるとすると、2万5000〜10万円前後となる。この値段で毛深い悩みから開放されるなら安いもの!?
「幸い?僕はもう結婚してるから外から見えないところは放ってあります。背中とか胸毛は生え放題(笑い)。ただし、手首とか指、もみあげとかは気を遣ってます。僕より女房のほうがうるさいですよ。スーツの袖から出る白いワイシャツにモジャモジャの毛はみっともないって……」と山崎さん。
取材をすすめるほどに男も美を求めて悩んでいるのがはっきりとしてきた。40歳の塾講師の男性は「顔がでかいのが悩み。特に左右に飛び出したエラをなんとかしたい」という。量販店に勤める椎名さん(29歳)は、低い鼻がコンプレックスだという。
「僕は顔全体は気に入ってるんだけど、唯一低い鼻だけが好きになれないんです。接客中、どうしてもお客さんの視線が僕の鼻を見ているようで落ちつかないんです。美容整形で鼻を高くしようと思うこともありますけど、手術は痛くないのか、仕上がりはどうか、失敗はないのか、とういろいろ考えて、なかなか踏み切れないんですよね。手術費用のことも心配だし、他人に知られるのも嫌だし……」。
ちなみに鼻を高くする方法としては、簡単なものならヒアルロン酸を鼻に注入するものから、人工軟骨(プロテーゼ)を挿入するもの、自分の軟骨を移植するものまで、いろいろある。費用はヒアルロン酸注入で5万円前後、プロテーゼを埋め込む手術は30万から40万円程度かかる。
最後に新宿・歌舞伎町のホスト、テツヤさんに男の美容整形について聞いてみた。
「オレたちの商売は見た目が勝負だから、整形してるやついっぱいいるよ。特に目と鼻を直したやつが多いね。別にホストだからいうわけじゃないけど、整形してコンプレックスが解消されるならオレは大賛成だね。周りがどう思うかなんて考えてもしょうがないでしょ。それで去っていくやつは去ればいいし。最後は自己責任だと思うよ」
男の美容整形、あなたはどう思いますか? 海外のスターや政治家では、整形に対する抵抗もなく、お化粧をする程度の意識。整形したことを堂々と公表しているが、日本にもやがてそういう時代がくるのだろうか。(取材/XIXOXナツコ)
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