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「ナベツネ政治介入問題」に鈴を付ける読売・朝日記者はいないのか・・・

2007年11月20日08時31分 / 提供:PJ

pj
「ナベツネ政治介入問題」に鈴を付ける読売・朝日記者はいないのか・・・
「拝啓 渡辺恒雄さま」と題したコラム。11月19日付朝日新聞夕刊。(撮影:小田光康)
「拝啓 渡辺恒雄さま」と題した記事が19日付朝日新聞夕刊に掲載されていた。元NHKアナウンサー、池上彰氏の「新聞ななめ読み」というコラムである。11月始めにPJニュースでも老害甚だしい「ナベツネ」と腰抜け読売記者こそマスコミを辞任せよ=民主小沢党首辞任問題『読売新聞』は死んだ・・・。「ナベツネ」の老害まん延で、脳死状態と題した記事でこの問題を取り上げた。言葉遣いに大きな違いがあるものの、内容的にはほぼ同じといっていい。

 「(渡辺氏が)政界の仕掛け人を演じることは、新聞記者の仕事を逸脱している」ので「(渡辺)会長の行動に不満を持っている読売新聞の記者が大勢いるのです。社内では言えないであろう、そんな記者たちの思いを、僭越ながら、私が代わって会長にお届けしようと考えました」と池上氏はいう。

 確かに、誰かが言わないよりかはましだろう。だが、しかし。読売新聞社内の身内に物言えない「記者」が、社外で他人を弾劾していることのほうがよっぽど問題だ。不二家問題にしろ、赤福問題にしろ、相手が逆襲できないことが分かると、徹底的にたたきのめすのが日本のマスコミのやり方だ。

 「弱きをくじき、強きをたすける」とでもいおうか。「ナベツネ」という社内権力にすら物言えない「記者」が、もっと大きな権力に盾突けるとは思えない。ジャーナリストの使命を果たそうという心意気は、残念ながら、読売記者からは伺われない。かつての社会派新聞「読売新聞」の姿を思い出してほしい。

 「会長であり、社論を決定する立場の主筆のことを、自社の紙面では取り上げにくいからでしょう。読売新聞記者たちの歯がゆい思いが伝わってきます」と池上氏は読売記者をかばう。だが、どうだろう。この見方は、池上氏がNHKという因習的な組織にどっぷり浸かった結果、サラリーマン的な発想にとらわれてしまったのではないか。組織ジャーナリズムの悪弊がにじみ出ている。

 はてさて、なぜ「ナベツネ政治介入問題」を朝日新聞自ら先頭に立って報じないのだろうか。朝日紙面でこれまで、ジャーナリズムの危機ともいえるこの問題を、大々的に追及した形跡は見あたらない。朝日の月刊誌「論座」が去年、渡辺氏と若宮啓文・朝日論説主幹の対談を発表してから、朝日の読売に対する舌鋒(ぜっぽう)が鈍った。ちまたでは、読売への朝日の屈服宣言だと揶揄(やゆ)されている。権力に対しての共闘ならいいが、業界内のなれ合いではいただけない。これこそ、読売と朝日両社の言論の危機につながる。

 拝啓、読売新聞と朝日新聞の記者殿。PJニュースはナベツネ政治介入問題にもの申す記者にいつでも門戸を開いております。敬具。PJニュース編集長 小田光康【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 小田 光康

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