今週のお役立ち情報
新作映画レビュー/意欲は感じられるが、予算面での苦しさが丸見えになっているのはいけない
2007年11月18日12時00分 / 提供:超映画批評
ROBO☆ROCK/40点
日本には優秀なアニメスタジオが多々あるが、先進的なデジタル作品で定評のあるGONZOは、実写映画にも積極的に進出しようと考えている。『ROBO☆ROCK』はその成果の一つで、巨大ロボが動き回るという、いかにも少年ぽい発想の青春アクションドラマである。
便利屋のマサル(塩谷瞬)のもとに、ニラサワと名乗るオタク風の公務員(中山祐一郎)がたずねてきた。なんでも地球は土星人の侵略の危機にさらされており、それに唯一対抗できるのが、ひそかに作られたとされる巨大ロボ"ランドツェッペリン"なのだそう。そしてその音声起動用周波数にただひとり合致したのがマサルの声なので、協力してほしいという。欲深いマサルの彼女(美波)は、話を聞いて報酬5000万円などと吹っかけるのだが……。
この映画のシナリオを書いた人もしくは監督さんは、いまいち笑いのセンスがないもので、ハイスピードなノリのコメディとしてはつるりとすべってしまっている。たとえばロボットオタク公務員ニラサワは、一人突き抜けた態度でで熱く異星人の侵略や巨大ロボの実在を語るのだが、そのハイテンションが計算されたものではないため、単に痛いだけで終わっている。途中でうまくいなしたりすれば、くすっと笑えるものを、ずいぶん不器用な演出だなと思う。
このキャラクターをチャーミングに見せられるかどうかで、作品への好感度も決まってしまうというのに、これではただの頭の変な人だ。
また、主人公の親友にコウ(本多章一)という便利屋がいるが、この男はなぜか危険な裏の仕事ばかりを請け負う。どこから見てもワケありなのだが、主人公ときたらそういう相手の事情などおかまいなしに、彼の邪魔ばかりしている。うざったくて仕方がない。むろん、映画的には親友思いの性格を見せたい故なのだろうが、こういうやり方はない。
とにかくドラマ、コメディ部分はあまりに未熟でまだ完成品の域にすら達していない。
ただ、さすがにCGを駆使したスペクタクルシーンにおいては、そんな煮え切らなさを吹き飛ばす、GONZO作品らしいキレがみてとれる。巨大ロボ登場の瞬間は大迫力で、レトロな変形、攻撃方法など、昔のロボットアニメ風でなかなか楽しい。まさに、低予算ロボット映画版『ALWAYS 三丁目の夕日』である。
とはいえやはり先立つものが乏しかったのか、そうした見せ場はあまりにも量的に少なく、それを見に行くほどのものにはなっていない。
ただ、唯一高く評価したいのは、巨大ロボの活躍を真昼間に堂々と見せた点。ごまかしが効きやすい夜にしようという製作スタッフの意見を、『HINOKIO』に関わったCGIスタッフの誰かが「昼間のほうがいい」と反対した結果らしいが、これはまったくもって後者が正しい。CGロボを昼間の光の下で動かす技術的困難に対しても、よほど自信があったのだろう。まあ、あのヒノキオの凄いCGを作ったスタッフなら、安心して任せられるだろう。
とはいえ、やはりもうちょっと量がほしい。このクォリティでせめてあと何倍かあれば、と思う。
監督:須賀大観
出演:塩谷瞬、中山祐一朗、美波、本多章一、鮎貝健など
公式サイト:http://roborock.jp/index.html
11月23日(祝・金)より、渋谷Q-AXシネマ、新宿K's cinemaほか、全国順次ロードショー!
日本には優秀なアニメスタジオが多々あるが、先進的なデジタル作品で定評のあるGONZOは、実写映画にも積極的に進出しようと考えている。『ROBO☆ROCK』はその成果の一つで、巨大ロボが動き回るという、いかにも少年ぽい発想の青春アクションドラマである。
便利屋のマサル(塩谷瞬)のもとに、ニラサワと名乗るオタク風の公務員(中山祐一郎)がたずねてきた。なんでも地球は土星人の侵略の危機にさらされており、それに唯一対抗できるのが、ひそかに作られたとされる巨大ロボ"ランドツェッペリン"なのだそう。そしてその音声起動用周波数にただひとり合致したのがマサルの声なので、協力してほしいという。欲深いマサルの彼女(美波)は、話を聞いて報酬5000万円などと吹っかけるのだが……。
この映画のシナリオを書いた人もしくは監督さんは、いまいち笑いのセンスがないもので、ハイスピードなノリのコメディとしてはつるりとすべってしまっている。たとえばロボットオタク公務員ニラサワは、一人突き抜けた態度でで熱く異星人の侵略や巨大ロボの実在を語るのだが、そのハイテンションが計算されたものではないため、単に痛いだけで終わっている。途中でうまくいなしたりすれば、くすっと笑えるものを、ずいぶん不器用な演出だなと思う。
このキャラクターをチャーミングに見せられるかどうかで、作品への好感度も決まってしまうというのに、これではただの頭の変な人だ。
また、主人公の親友にコウ(本多章一)という便利屋がいるが、この男はなぜか危険な裏の仕事ばかりを請け負う。どこから見てもワケありなのだが、主人公ときたらそういう相手の事情などおかまいなしに、彼の邪魔ばかりしている。うざったくて仕方がない。むろん、映画的には親友思いの性格を見せたい故なのだろうが、こういうやり方はない。
とにかくドラマ、コメディ部分はあまりに未熟でまだ完成品の域にすら達していない。
ただ、さすがにCGを駆使したスペクタクルシーンにおいては、そんな煮え切らなさを吹き飛ばす、GONZO作品らしいキレがみてとれる。巨大ロボ登場の瞬間は大迫力で、レトロな変形、攻撃方法など、昔のロボットアニメ風でなかなか楽しい。まさに、低予算ロボット映画版『ALWAYS 三丁目の夕日』である。
とはいえやはり先立つものが乏しかったのか、そうした見せ場はあまりにも量的に少なく、それを見に行くほどのものにはなっていない。
ただ、唯一高く評価したいのは、巨大ロボの活躍を真昼間に堂々と見せた点。ごまかしが効きやすい夜にしようという製作スタッフの意見を、『HINOKIO』に関わったCGIスタッフの誰かが「昼間のほうがいい」と反対した結果らしいが、これはまったくもって後者が正しい。CGロボを昼間の光の下で動かす技術的困難に対しても、よほど自信があったのだろう。まあ、あのヒノキオの凄いCGを作ったスタッフなら、安心して任せられるだろう。
とはいえ、やはりもうちょっと量がほしい。このクォリティでせめてあと何倍かあれば、と思う。
監督:須賀大観
出演:塩谷瞬、中山祐一朗、美波、本多章一、鮎貝健など
公式サイト:http://roborock.jp/index.html
11月23日(祝・金)より、渋谷Q-AXシネマ、新宿K's cinemaほか、全国順次ロードショー!
コメントするにはログインが必要です
Ads by Google
前後の記事
- 「ハリー・ポッター6」キャスティング完了!若きヴォルデモート役は?
eiga.com 19日00時00分 - 新作映画レビュー/意欲は感じられるが、予算面での苦しさが丸見えになっているのはいけない 超映画批評 18日12時00分
- 【深夜テレビ探検隊】「オダギリジョーはあまり外に出ないみたい」ふせえり、早稲田で語る J-CASTテレビウォッチ 16日19時28分
- 新作映画レビュー/大発見!この世は23という数字に支配されている
超映画批評 17日12時00分 - 新作映画レビュー/竹内結子と吉田栄作に55点
超映画批評 17日13時00分
映画アクセスランキング
- 1

- 【イタすぎるセレブ達】『オースティン・パワーズ』のアジア系俳優、レイプ容疑で逮捕される。 Techinsight Japan 11日11時04分
(1)
- 2

- “新加勢大周”ではなく「坂本一生です」…オーディションに参加 スポーツ報知 12日08時15分
- 3

- 新妻インリンが赤面 ダンナ様への挑発は“M字開脚”
livedoor 30日19時18分
- 4

- 全米アナログ放送終了は2009年2月!直後放送のアカデミー賞視聴率の行方は?
シネマトゥデイ 11日12時56分
- 5

- 吉永小百合「天才なんです」、竹中直人を絶賛 スポーツ報知 12日08時15分
- 6

- 福山雅治 ノーベル賞「実におもしろい」 デイリースポーツ 12日09時34分
- 7

- 新作映画レビュー/新垣結衣が応援団長に
超映画批評 11日10時00分
(2)
- 8

- アンジェリーナの授乳写真が雑誌に掲載!撮ったのはブラッド・ピット シネマトゥデイ 11日17時32分
- 9

- マイケル・ジャクソンの元妻リサ・マリー・プレスリーに双子の女児誕生! シネマトゥデイ 12日15時08分
- 10

- 中谷美紀 超ミニチャイナドレス姿披露
デイリースポーツ 12日09時34分
注目の情報
英語の勉強しなくてよかった〜!英語が話せて毎日楽しい。英語の勉強やめて正解でした。アナタはまだ
ツライ英語の勉強つづけるの?私は聞き流すだけで英会話をマスターし
ちゃったよ。アナタもぜひ試してみて!
私の英会話マスター法はコチラ








行きの電車、帰りの電車で