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【独女通信】独女の心を癒すギムナジウム・カフェ

2007年11月17日18時00分 / 提供:独女通信

独女通信
【独女通信】独女の心を癒すギムナジウム・カフェ
 メイド喫茶に執事カフェ、男装カフェ。次々に新しいコンセプトカフェが登場する中、独女の心を癒してくれそうなカフェが原宿にオープンした。その名は「エーデルシュタイン」。「日本のどこかにあるドイツ風の寄宿制男子校」がコンセプトのカフェである。あえてドイツにこだわったのは、ドイツのギムナジウムを舞台に少年たちの愛憎劇が繰り広げられる70年代の名作マンガ「トーマの心臓」などに見られる世界観を表現するためである。

 「男子校に足を踏み入れる」という、まさにマンガのような設定に、思わず胸が高まるが、「エーデルシュタイン高等中学校」のサロンは8割が予約制。ネットで予約が必要だ。定められた日時に「登校」すると、オリーブグリーンのベストとパンツ、胸元にはリボンタイを結んだ黒髪の「生徒」が出迎えてくれる。入り口の壁一面の本棚には文学作品のハードカバーや辞書、チェス盤がさりげなく置かれているのが心ニクイ。さらにサロンに進むと、シックな木のテーブルの間をきびきびと制服姿の生徒たちが行きかう。その生徒たちの胸には、カフェのスタッフがつけている「名札」はない。

その理由を、エーデルシュタインを経営する株式会社オリエンタルの福原友美さんはこう語る。

「一つは、名家の子弟が通う名門校では、セキュリティ上、名札はしないのではないかと考えました。もう一つは、あえて名札をつけないことで、お客様に『あの子の名前を聞いてみよう』と思っていただいて、話すきっかけにしていただこうと」。

 一人ひとりの生徒には、家柄や家族構成、所属するクラブなど、エーデルシュタインにおける細かいプロフィールがあるのだとか。気に入った生徒と会話して彼らのプロフィールを聞き出す、というのがギムナジウム・カフェでの最大の楽しみというわけだ。

また、生徒の中でも学年が決まっており、学年ごとに委員がいたり、ほかに教員や校長先生までいる。学校だけあって禁煙だが、バータイムにはお酒も飲める。その理由は、「ドイツでは16歳からお酒が飲めるという背景があるので」だとか。文化祭など学校らしい行事も企画されており、細かい状況設定が独自の世界観を作り出している。

さらに「禁断の園に潜入」という気分に浸らせてくれる仕掛けがもう一つある。初めに渡されるビジターパスが40ポイントになると、『篤志家』『姉妹校の女生徒』『エーデルシュタインの通学生』の中から一つ、自分の身分設定を選べるのだ。つまり、男子校の擬似空間を見て味わうだけでなく、自分自身もこのエーデルシュタイン高等中学校に登場する一人になれるというわけだ。

前出の福原さんは、この学園に「来校」するお客様についてこう話す。

「お客様は、8割が女性で、20代半ばから30代の方が多いですね。平日のランチタイムやお仕事帰りにいらっしゃるOLさんもいますし、毎日通ってくださる方も。アニメやゲームが好きという女性も多いのですが、そうでない方もいらっしゃいますよ」。

 執事カフェや男装カフェの多くは腐女子やオタクの聖地である池袋や秋葉原に集中しているが、エーデルシュタインは原宿の隠れ家的存在のため、腐女子でない独女も訪れやすいようだ。

 仕事にプライベートにと、最近何かと忙しいあなた。禁断の園の登場人物の一人になって現実から距離を置き、初々しい少年たちの笑顔に心癒されてみてはいかが?(吉田渓)

■関連リンク
Edelstein公式サイト
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