映画「ウェイトレス〜おいしい人生のつくりかた」女性が迷う人生へのヒントを教えてくれる映画

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彼女の夢はいつかこのパイが人生を変えてくれること―

素敵な出会いに心ときめいたとき、辛い現実に心が乱されたとき、ヒロインのジェナは心を込めてパイを焼く。そのパイは、揺れる気持ちからインスパイアされたオリジナル・レシピ。ジェナの心は、パイを焼く間だけ自由な世界に羽ばたき、幸福感に包まれる。こうして完成したパイは、不思議な力が宿っていた。口に入れた瞬間、誰もがおいしさに魅了され、優しく温かな気持ちになる。

女性なら誰もが感じる結婚生活への不安と、出産で激変する人生を目前に控えた戸惑いを描いたのは、監督のエイドリアン・シェリー。妊娠8ヶ月の時に脚本を書き始めただけに、ジェナの心の変化をストレートでリアルに描いている。劇内ではジェナの友人で同僚役としても出演し、実娘のソフィーとも共演をしている。

そして、映画のもうひとつの主役ともいえるのが、200個を越える食欲をそそる魅惑のパイたち。友情、母性、恋愛、そして、希望…、人生という名のパイはいろんなピースでできている。隠し味や秘密のスパイスが個性ある味を引き出し、ひとつとして同じものはできない。
本作は滋味なる人生へのヒントを教えてくれるドラマチックな人生賛歌です。

■ストーリー
パイ作りの天才ジェナは田舎町の小さなダイナーで働くウェイトレス。ところが、パイ作りの天才ジェンナの人生は失敗続き。嫉妬深い夫アールのせいで、夢も自由もお金も縛られていた。同僚の友人たちに相談して密かに家出計画を進行させていたある日、予想外の妊娠が判明。絶望と困惑に駆られるジェンナの前に現れたのは、産婦人科医のポマター先生。ジェンナ特製のマシュマロ・パイがふたりの心を急接近させてしまい…。
ジェンナはおなかの子のために夢をあきらめるのか?それとも新たな出会いをきっかけに一歩踏み出すのか?
次々と浮かび上がるターナーの不審な行動の真相をつきとめるため、ケールは自宅にある最新機器を使って、アシュリーたちと共に覗きを続ける。しかしそれは、決して遊び半分では済まされない、最悪のシチュエーションの幕開けだった…。

キャスト:ケリー・ラッセル、ネイサン・フィリオン、シェリル・ハインズ、ジェレミー・シスト、エイドリアン・シェリー
オフィシャルサイトhttp://movies.foxjapan.com/waitress/
配給:20世紀フォックス映画
11月17日(土)全国順次公開
※キル フェ ボンとのおいしいコラボレーション
オリジナルケーキ“ハートニングフルーツ”のパイ〜おいしい人生風〜
公開日から12月16日まで販売実施、銀座店では予告編上映に加え写真パネル展も実施。
・詳しくはこちら

マンハッタンピープル 原田有永 男性 20代
好きな映画のジャンル:コメディ、アクション、サスペンス
思い出に残る映画:運命じゃない人 、300
一言:女性が本当の意味で強くなるシーンを目の当たりにしました。ジェナは現代女性たちにとって理想の姿ではないのでしょうか。えぇ、男なんてちっぽけなものですよ…


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