ユーロ08予選に向けイタリア代表がフィレンツェ近郊のコベルチャーノで13日、合宿を開始した。イタリア代表を率いるロベルト・ドナドーニ代表監督は11日に起こった「ラツィオサポーター死亡事件」後に各地で発生しているサポーターの暴動について語った。

ドナドーニ代表監督は「ベルガモ(アタランタのホーム)やローマで起こっている暴動は全く馬鹿げている。吐き気をもよおす事態だ。我々も暴動の被害者であり犠牲者といえるが、このようなやり方には屈しない」と話している。

*ラツィオサポーター死亡事件=セリエA第12節開催日の11日、アレッツォ近郊(イタリア中部トスカーナ州)の高速道路のサービスエリアでラツィオサポーターとユベントスサポーター間でトラブルが勃発。現場介入したパトロール中の交通警察官の発砲によりラツィオサポーターの1人、ガブリエレ・サンドリが死亡した。