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ボジョレー・ヌーヴォーに先駆けて。国産ワインも美味しいぞ=山梨県(上)

ボジョレー・ヌーヴォーに先駆けて。国産ワインも美味しいぞ=山梨県(上)
工場見学者は試飲ホールで、各種ワインの味を確かめられる。売店では、同種ワインが購入できる。笛吹市石和町のモンデ酒造で。(撮影:穂高健一、2日) 写真一覧(5件)
【PJ 2007年11月08日】− フランス・ワインの新酒ボジョレー・ヌーヴォー(辛口・赤)が毎年、11月の第三週木曜日に解禁される。日付が変わる当日午前零時をまわった瞬間に販売される。デー(トル)パート、スーパー、コンビニ、酒屋などはお祭りのようなイベント、宣伝合戦をくり広げる。各社はすでに予約の受付までおこなっている。

 毎年、『今年の新酒ボジョレーの出来は気候に恵まれ、例年以上』という業者の決まり文句の販売戦略がとられている。実際の出来ぐあいは興味のあるところ。

 ボジョレー・ヌーヴォーは1980年代のバブル絶頂期にブームとなり、一時は下火になった。ここ10年ほど赤ワインブームから、再び脚光を浴びてきた。販売価格は2000円台(720ml)が中心。一部報道によると、ボジョレー・ヌーヴォーの輸出量の半分は日本が占めている。現地フランスでは、日本の業者がボジョレー・ヌーヴォーを買いあさり、価格をつり上げている批判があるという。フランスの現地で飲めば、安価なワインらしい。

 国産ワインメーカーはどう迎え撃つのか。山梨県のワインは約130年の歴史があり、製造量では日本一。笛吹市石和(いさわ)町にはウイスキー、ブランデー、ワインなど、試飲で『自分好みの洋酒を探せる』酒造メーカーがあると聞いたので、訪ねてみた。

 モンデ酒造(創業1952年)は、古くからリキュールの実績があり、『玉露リキュール』は世界洋酒コンテストで金賞を受賞している。最近は、時流からワインの比率が3分の2にまで高まっている。2007年国産ワインコンクールでは銅賞を受賞した酒造メーカーだ。

 同社の薬袋才樹(みない まさき)製造部長から、今年の山梨産ワインについて話を聞くことができた。「甲府盆地は日中と夜間の温度差があるので、糖度の高い果実ができます。今年のブドウは夏場以降、暑い日がつづきましたので、生育状況のよいものが取れました。工場としては、よい原料を手に入れることができたわけです」と話す。

 同社では原料を自営のブドウ畑と、契約農家(笛吹市、山梨市)から仕入れている。薬袋さんにブドウのチェック・ポイントを聞いてみた。「病果、糖度の低いもの、痛み・形状の悪いもの。こうしたブドウはのぞきます」。製造部長が自らブドウ畑を丹念に見て回り、吟味するという。

 ボジョレー・ヌーヴォーと、迎え撃つ国産ワインとの違いを聞いてみた。「ボジョレーよりも、新酒が1カ月以上も早く飲めます。価格の面では1000円台(720ml)が中心ですから、割安です」と語る。残すは消費者自身の味覚と香りの評価になるようだ。

 薬袋さんには今年のワインの出荷状況を聞いてみた。9月1日にはデラウェア・ワイン(甘口・白)が最初に出荷された。つづいて巨峰(ロゼ)、巨峰スパークリング(ロゼ)、ナイヤガラ(白)、ベリーA(赤)、ベリーA(ロゼ)、そして11月1日には甲州辛口(白)が販売された。これで、今年の新酒7種類すべて出そろったという。

 同社のワインの出来ぐあいについて聞いてみた。「造るほうでも、例年以上に工夫をして、一段と美味しいものができました」と話す。その秘訣を聞くことができた。【つづく】

■関連情報
モンデ酒造
記者HP:穂高健一ワールド
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一【 東京都 】
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