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国内屈指、伝統ある菊花大会=東京・日比谷

国内屈指、伝統ある菊花大会=東京・日比谷
『東京都観光菊花大会』は1914(大正3)年からはじまった。日本国内で質、量とも有数な大会だ。(撮影:穂高健一、11月5日) 写真一覧(5件)
【PJ 2007年11月06日】− 全国各地では中秋から晩秋にかけて、菊花大会が盛んに行われる。それぞれが地域色、趣向などを凝らす。東京都・日比谷公園の草地広場では、質、量とも屈指の『東京都観光菊花大会』が開催されている。主催は日比谷公園菊花連盟、東京都観光部振興課、千代田区で、東京菊花会、東京重陽会、日本菊花協会の3団体が出品する。会期は11月23日(金)。毎日10時から16時だが、最終日は12時まで。

 7日午後には、出品のなかから、頂点を極(きわ)める『内閣総理大臣賞』が決まる。例年、大菊盆養の厚物から選ばれているようだ。今年あたりは管物(くだもの)が出ないかと、関係者は興味津々である。

 東京菊花会の名誉会長・名古屋兼久さんに、同大会の歴史について聞いてみた。「菊の花は中国から渡ってきたようです。江戸時代から栽培が盛んになりました。菊は日本の国花でもあり、日比谷の菊花大会は、1914(大正3)年からはじまりました。戦時中は中断しましたが、戦後になって再開され、ずっと続いています。7、8年前には予算の関係から、多少のところ規模を縮小しましたけれど、それでも伝統ある、見応えのある大会です」と語る。

 同会の尾林正成副会長(70)に、菊栽培の魅力について聞いてみた。「菊は種類が豊富です。それぞれ人間の手を加えないと、りっぱな花は咲きません。知識と努力と熱意で、手間をかければ、菊の花はそれに応えてくれます。手抜きをすると、病気になったり、害虫がついたりします。害虫は菊が好きなんです」と教えてくれた。

 一つの鉢に三輪の花を咲かせる、『三本仕立て』が一般的だという。「菊の花は放っておけば、幾つも開花する性質があります。人間の力を加えれば、大きさ、バランスがとれた、思いの花が咲きます。それは冥利です」と話す。

 菊の鑑賞の仕方について聞いてみた。「知識ある人は『天、地、人』という基準でみます。一般は会場にきて、素敵だな、きれいだな、と感じる。それだけでもいいんです」と話す。会期中は、3団体から当番が出て詰めている。「気安く説明を求めたり、質問したりしてください」とつけ加えていた。

 同会場の一角では、「小菊盆栽作り」「大菊盆陽作り」の講習会が開催されている。主催者は(財)東京都公園協会・「緑と水」の市民カレッジ事務局だ。上田良就事務局長から、講習会の趣旨を聞いてみた。
「このイベントは、日比谷公園の活性化が一つです。もう一つは日比谷で菊作りリーダーを養成したい、という考えです。受講者は菊作りを学び、それを地域に持ち帰り、まわりの人たちに教えてもらう。その願いがあります」と語る。

 08年度の受講生(2月から10月、年間10回)の募集をすでに行っている。年会費は1万2000円。同講座の秋庭通男講師によると、スタートした2000(平成12)年は、「初年度の申込者は8人でした」と話す。受講者は年々、増えている。現在は小菊盆栽作りが70人以上、大菊を合わせると100人を超えている。毎年、受講するひとがいるという。

 菊花大会の終了後、申込み窓口は同公園内にある、(財)東京都公園協会・「緑と水」の市民カレッジ事務局となる。

 7日午後からは『内閣総理大臣賞』など各賞を受賞した、見事な菊が鑑賞できる。都民のみならず、地方の人でも、一度は日比谷公園に足を運び、優雅で豪華な菊を鑑賞すれば、充実した一日となるだろう。【了】

■関連情報
問合せ先:東京都産業労働局観光部振興課 TEL 03-5320-4768
     東京菊花会(和田益男会長)TEL 042-645-4010
     東京都公園協会・「緑と水」の市民カレッジ事務局 TEL 03-5532-1306

記者HP:穂高健一ワールド
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一【 東京都 】
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どの菊の花も、精魂込めて作られた。それだけに見応えがある。(
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