4本のブロックを含む17得点を記録した杉山 (Photo by B.O.S.)

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 バレーボールのワールドカップ女子大会の第2日は3日、東京体育館などで行われ、日本は韓国に3−1(25−23、19−25、25−22、25−16)で勝利した。日本は、これで05年6月から続く韓国戦の連勝記録を「10」に伸ばした。4日はセルビアと対戦する。

 日本は、序盤から高橋が捕まり苦しい展開。韓国はビデオで高橋の動きを研究したといい、ブロックを下げるなど徹底マークした。高橋は「マークされるのは分かっていた。(ブロックを)引いたり、締めたりするのは自分とタイミングが合っていて、ずらせなかった。打つのを躊躇していたんですが、3セット目からは打ちたいほうに打っちゃいました」とあっけらかんと話した。

 第1セットを奪った後、第2セットを奪い返されたが、センターの杉山、荒木のブロックや移動攻撃が冴え、その後の第3、第4セットは危なげなく奪い返した。韓国のイ・ジョンチョル監督は「センターの差が決定的な敗因だった」と反省する。

 杉山は今年5月に結婚したばかり。本姓は違うが、バレーボールでは「杉山」のままで登録している。「プライベートとは分けているつもりですが、しんどくなったときに、精神的に支えられる部分がある」と結婚後の環境の変化について語った。

 第4セット終盤には、現役高校生の河合が初出場。柳本監督は「12人全てを使うつもりで考えている」と話していた。また、明日のセルビア戦については「この3連戦の総決算のつもりで臨みたい」と気合を込めた。