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【書評】E.B.ホワイト「シャーロットのおくりもの」

2007年11月03日08時43分 / 提供:PJ

pj
子供向けの本である。どのくらい子供向けかというと、農場の豚や羊といった動物たちが、鼻を突き合わせて会議をする、というくらいに子供向けである。

 でも面白い。作者のE.B.ホワイトはアメリカ人で、ねずみの映画「スチュワート・リトル」の原作者でもある。この「シャーロットのおくりもの」も映画化されている。
 物語の核となるのは、蜘蛛と子豚の友情である。クリスマスに殺されてしまう運命にある子豚のウィルバー。蜘蛛のシャーロットは機知を働かせ、蜘蛛の糸でメッセージを綴ることによって、親友であるウィルバーの命を救う。

 友情モノというと、例えば、大人向き小説で、大人の人間同士の友情をテーマにしたものなんかだったら、無垢な子供の心などとっくの昔になくしてしまった自分は、裏に何か利害関係でもあるんじゃないかと疑って、ひねくれた読み方しかできないと思う。だけど、動物たちの友情なら、素直に受け止められる。そこには、裏も表もない。それに、子供向けの本は、たいていがハッピーエンドで締めくくられるからいい。

 普段は、二歳の息子が昼寝をしているあいだに、夕食の準備をしたり、ブログを書いたりするのだけれど、それらを放っておいて、「シャーロットのおくりもの」を最後まで、目頭が少し熱くなりながら、読みふけってしまった。

 アメリカでは広く子供たちに読まれている本だという。私も、自分の子供が読める年ごろになったら、ぜひ読ませたいと思う。【了】

■関連情報
livedoorデパート「シャーロットのおくりもの」
猫と千夏とエトセトラ(記者ブログ)
PJnews.net

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 岡田 千夏

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