落合監督を胴上げ (Photo by B.O.S.)

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 プロ野球の日本シリーズ、中日−日本ハムの第5戦が1日、ナゴヤドームで行われ、中日が日本ハムを1−0で下し、通算4勝1敗で、53年ぶりの日本一に輝いた。中日は先発の山井が、8回まで走者を出さないパーフェクトピッチング。日本シリーズ初の完全試合へ期待が高まったが、落合監督は9回のマウンドに岩瀬を送り磐石の構え。岩瀬は日本ハム打線を3人で抑え、マウンド上で井端らと抱き合った。

 中日は2回、日本ハム先発のダルビッシュから、ウッズと中村紀の連続安打で1死二、三塁とし、平田が右犠飛を放って先制。山井、岩瀬の好投で、これが決勝点となった。

 MVPには中日の中村紀が選ばれた。中村は「いろんなことがありましたけど、ドラゴンズには感謝しています」と話すと、感極まって涙を流し、スタンドに深々と頭を下げた。