ミランの上層部は、すでに今冬と来夏の市場攻勢に向けて走り出している。リーグ戦低迷を受け、10月末の時点で具体的な名前が上がり始めている。

 最初にリストアップされるのは、ロコモティブ・モスクワの23歳、イバノビッチだ。このセルビア人DFは、右SBが専門だがCBもできる。

 次にチェルシーのブラジル人CBアレックス。攻撃のセットプレーでも際立った強さを見せる24歳。PSV時代に才能を開花させたが、それ以前のブラジル時代からミラン・スカウト陣が目をつけていた逸材だ。

 シーズン途中のEU圏外選手獲得はルールによって1人のみとされているため、来年1月に2人揃って移籍というのは考えにくいが、今季終了後の主将マルディーニ引退が濃厚とされる中、次世代の守備固めは最優先事項の一つなのだ。<続く>