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【コラム】天皇賞/後味の悪さの原因は

2007年10月29日19時27分 / 提供:UMAJIN

UMA-JIN
【コラム】天皇賞/後味の悪さの原因は
勝ったユタカとサムソンの後ろで、無念の人馬たちは何を思ったか。 写真一覧(2件)
 海外GIも含めると、実に7頭ものGI馬が揃った天皇賞。それだけに僕も楽しみにしていたレースだったんだけど、結果は少し後味の悪いレースになってしまったね。

 ともあれ、まずは勝ったメイショウサムソンとユタカ(武豊騎手)をたたえたい。東京2000mは1コーナーまでをいかに上手くやり過ごすかがポイント。そこを好スタート、完璧な折り合いでクリアしていたからね。

 追い切りからも、状態の良さは伝わってきた。インフルエンザに羅患し、凱旋門賞出走回避、そしてこの天皇賞はぶっつけ本番と困難なローテーションだったが、それにうち勝てたのはスタッフの努力のおかげだろう。厩舎関係者にも拍手をおくりたい。

 2着は隼人(吉田隼騎手)が乗ったアグネスアーク。減り続けていた馬体重が気になっていたが、直前でビシッと追って増減なしだったんだから、調子が良かったということ。それに力もつけている。不利がありながら直線鋭く伸びてきた脚は見応えがあった。

 こちらも不利に泣いたカンパニー。調教の良さが実戦の結果につながりかけていただけに、3着とはいえ残念だった。4着ポップロックはもっと長い距離で良さが出そう。

 コスモバルクの5着は、この馬がヨレたことが一連のアクシデントの原因だっただけに、そのまま受け取れるものではない。

 鞍上の五十嵐君は「追い出すとヨレる馬なんです」といっていた。何回もコンビを組んでいる馬なんだから、今さらそのセリフはないんじゃないかなと思う。同じミスを繰り返してしまったことへの疑問だけが際立つ。

 勝ったサムソンの華やかさと、力を出し切れなかった陣営の無念さと。最強馬決定戦といわれ大いに盛り上がった天皇賞は、そんな喜怒の感情が混じって後味の悪さにつながったような、そんなレースだったと思う。(坂井千明)
関連ワード:
天皇賞・秋  コスモバルク    武豊  ロック  

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