今週のお役立ち情報
杖をついた冒険家・風間深志、ユーラシア大陸1万8000キロ走破成功を報告
2007年10月27日16時03分 / 提供:PJ
【PJ 2007年10月27日】−
劇的な復活とは、こういう事を言うのだろう。冒険家・風間深志は、歩くこともままならない「冒険家としての死の淵」から見事に這(は)い上がり、われわれに新たな雄姿を見せてくれた。
10月23日、東京・六本木で「WHO『運動器の10年』キャンペーン『ユーラシア大陸横断隊』」の報告会ならびに祝賀会が行われた。報告を行ったのは横断隊の総指揮を執った帝京大学の松下隆教授、同医学部付属病院の竹中信之医師、そして横断隊の隊長でこの日の主役である冒険家・風間深志さん。筋肉・骨・関節などの運動器のけがや病気に苦しむ人たちを解放するためのキャンペーンの一環として、風間さんはロシアのウラジオストクからポルトガルのロカ岬まで約1万8000キロを6月19日から8月5日まで48日間かけてバイクに乗って走破したのだ。報告の模様を動画PJ PodTVで。
世界初の偉業を成し遂げたバイク冒険家がバリ・ダカで大事故に
バイクを使った冒険家、風間深志さん(57)。彼は世界で初めてバイクで北極点、そして南極点にも到達するという偉業を成し遂げ、さらに日本人で初めてパリ・ダカールラリー(通称パリ・ダカ)に出場した人物でもある。
2004年、そんな風間さんの人生に大きな転機が訪れる。22年ぶりに出場したパリ・ダカの途中、アフリカのモロッコで大型トラックトラックと接触する大事故に遭い、左足を複雑開放粉砕骨折するという重傷を負ってしまったのだ。さらに不幸は続き、帰国して入院した日本の病院では骨髄炎になり、足が一向に治らない。冒険はおろか、満足に歩く事も難しい状態に。そのころ風間さんは「日本には外傷専門の良い病院がない」と思ったという。そんな中、風間さんはわらにもすがる思いで帝京大学医学部付属病院の門をたたき、日本ではあまり知られていない「イリザロフ法」という治療法を受ける決意をする。
「イリザロフ法」というのは、折れた骨がくっつく時に骨の間にできる「仮骨」と呼ばれる水あめのような柔らかい骨を少しずつ引き離していき、ちょうど良い長さになった時に固定させる治療法の事。ロシアの医師が考案したこの治療法により、風間さんはようやく杖をついて歩けるようになる。
私が風間さんと初めて会ったは、ちょうど風間さんが「イリザロフ法」の治療で入退院を繰り返していた1995年の春か夏だったと思う。足の血行をよくするため、ちょっとの間にもマッサージをしていた姿を思い出す。初老に差し掛かった男が、けがをした足をさすっている…。
何も知らない人がみたら、とても前人未到の偉業を成し遂げた冒険家の姿には見えなかっただろう。現に私も風間さんの言葉に半信半疑だった。杖をついてなんとか歩けるようになったばかり、階段を昇り降りするにも大変な苦労をする人間が「バイクでロシアの病院に行って、イリザロフ法が考案された病院を見てみたい」というのだから。
その後、風間さんは持ち前の負けん気と情熱で計画をまとめ上げ、今年7月、新たな冒険に挑戦した。極東・ロシアのウラジオストクをバイクで出発し、ロシアのグルガンという街にある「イリザロフセンター」、ドイツの「ムルナウ・トラウマ(外傷)センター」、フランスの「ピティエ・サルペトリエール病院」の3ヶ所の病院を訪問。そのままユーラシア大陸の西端、ポルトガルのロカ岬まで約1万8000キロをバイクで走破。
途中、WHOのキャンペーンのバッジ905個を配った。簡単な事ではない。風間さんは今でも歩く時には杖を手にしている。左足が不自由なため、バイクもオートマ車。毎日12時間も走り続け、途中、拳銃を持った強盗にも襲われた。パートナーは、風間さんの主治医だった帝京大学医学部付属病院の竹中信之医師。もちろん、このような冒険は初めてである。舗装された道ばかりではない。もしアクシデントが起きて、バイクが故障してしまったそれでアウト。運転にはかなり気を遣ったそうである。
バイクで大けがをした冒険家が、再びバイクを使って冒険をし、成功させた。風間さんがこの冒険で得たものは何だったのだろうか? 本人に直接インタビューして聞いたので、動画PJ PodTVでご覧いただきたい。普段はあっけらかんとした人の良いおじさんである。【了】(記事・写真:内田勉)
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復活! 風間深志のユーラシア横断一覧運動器の10年
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 内田 勉【 東京都 】
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10月23日、東京・六本木で「WHO『運動器の10年』キャンペーン『ユーラシア大陸横断隊』」の報告会ならびに祝賀会が行われた。報告を行ったのは横断隊の総指揮を執った帝京大学の松下隆教授、同医学部付属病院の竹中信之医師、そして横断隊の隊長でこの日の主役である冒険家・風間深志さん。筋肉・骨・関節などの運動器のけがや病気に苦しむ人たちを解放するためのキャンペーンの一環として、風間さんはロシアのウラジオストクからポルトガルのロカ岬まで約1万8000キロを6月19日から8月5日まで48日間かけてバイクに乗って走破したのだ。報告の模様を動画PJ PodTVで。
世界初の偉業を成し遂げたバイク冒険家がバリ・ダカで大事故に
バイクを使った冒険家、風間深志さん(57)。彼は世界で初めてバイクで北極点、そして南極点にも到達するという偉業を成し遂げ、さらに日本人で初めてパリ・ダカールラリー(通称パリ・ダカ)に出場した人物でもある。
2004年、そんな風間さんの人生に大きな転機が訪れる。22年ぶりに出場したパリ・ダカの途中、アフリカのモロッコで大型トラックトラックと接触する大事故に遭い、左足を複雑開放粉砕骨折するという重傷を負ってしまったのだ。さらに不幸は続き、帰国して入院した日本の病院では骨髄炎になり、足が一向に治らない。冒険はおろか、満足に歩く事も難しい状態に。そのころ風間さんは「日本には外傷専門の良い病院がない」と思ったという。そんな中、風間さんはわらにもすがる思いで帝京大学医学部付属病院の門をたたき、日本ではあまり知られていない「イリザロフ法」という治療法を受ける決意をする。
「イリザロフ法」というのは、折れた骨がくっつく時に骨の間にできる「仮骨」と呼ばれる水あめのような柔らかい骨を少しずつ引き離していき、ちょうど良い長さになった時に固定させる治療法の事。ロシアの医師が考案したこの治療法により、風間さんはようやく杖をついて歩けるようになる。
私が風間さんと初めて会ったは、ちょうど風間さんが「イリザロフ法」の治療で入退院を繰り返していた1995年の春か夏だったと思う。足の血行をよくするため、ちょっとの間にもマッサージをしていた姿を思い出す。初老に差し掛かった男が、けがをした足をさすっている…。
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その後、風間さんは持ち前の負けん気と情熱で計画をまとめ上げ、今年7月、新たな冒険に挑戦した。極東・ロシアのウラジオストクをバイクで出発し、ロシアのグルガンという街にある「イリザロフセンター」、ドイツの「ムルナウ・トラウマ(外傷)センター」、フランスの「ピティエ・サルペトリエール病院」の3ヶ所の病院を訪問。そのままユーラシア大陸の西端、ポルトガルのロカ岬まで約1万8000キロをバイクで走破。
途中、WHOのキャンペーンのバッジ905個を配った。簡単な事ではない。風間さんは今でも歩く時には杖を手にしている。左足が不自由なため、バイクもオートマ車。毎日12時間も走り続け、途中、拳銃を持った強盗にも襲われた。パートナーは、風間さんの主治医だった帝京大学医学部付属病院の竹中信之医師。もちろん、このような冒険は初めてである。舗装された道ばかりではない。もしアクシデントが起きて、バイクが故障してしまったそれでアウト。運転にはかなり気を遣ったそうである。
バイクで大けがをした冒険家が、再びバイクを使って冒険をし、成功させた。風間さんがこの冒険で得たものは何だったのだろうか? 本人に直接インタビューして聞いたので、動画PJ PodTVでご覧いただきたい。普段はあっけらかんとした人の良いおじさんである。【了】(記事・写真:内田勉)
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