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「芸術の秋」散策コース。上野の山は歴史、芸術、文化の魅力たっぷり。(上)

「芸術の秋」散策コース。上野の山は歴史、芸術、文化の魅力たっぷり。(上)
16回『上野の山文化ゾーンフェスティバル』が開催中。『大徳川展』と『シャガール展』など看板が目を引く。東京・上野公園で(撮影:穂高健一、10月18日) 写真一覧(5)
【PJ 2007年10月25日】− 東京・上野の山は、1868(慶応4)年に東征軍と彰義隊による戦いがおこなわれた、戊辰戦争の地だった。明治に入ると、1873(明治6)年に日本初の公園として、上野公園が制定された。130年余りたったいま、上野の山は日本を代表する芸術・文化の中心地となった。

 PJは18日に上野の山を歩き、文化、歴史、音楽などが楽しめる「芸術の秋」の見どころを集めてみた。中秋ともなれば、丘陵地の森の広葉樹が色づきはじめる。上野駅の広小路口を出てから、上野の山への階段、坂道を登れば、すぐそこには西郷隆盛像がある。1899(明治31)年に高村光雲によって造られた。西郷隆盛は日本人で人気ある偉人のひとり。観光客が途切れることはない。当時は、銅像の場所から深川などが一望できた景勝地だったらしい。現在は高層構造物で視野がかぎられている。

 上野公園の散策路を奥に向かって進めば、東叡山寛永寺(東の比叡山を意味する)の清水観音堂が目に入る。京都の清水寺をまねて、1631(寛永6)年に創建されたものだ。当初は擂鉢山だったが、1694(元禄7)年には現在の場所に移された。歌川広重(安藤広重)の「江戸百景」には、清水寺の舞台から不忍池を望む、見晴らしのよう景観が描かれている。現在は樹木に囲まれ、眺望はさほどよくない。国の重要文化財であり、古刹の趣から、外国人が多い観光地になっている。

 清水坂の石段を下れば、周囲1.7キロの池面が蓮におおわれた「不忍池」だ。弁天島には弁財天を祭る八角堂が建つ。塗り直されたばかりで、派手な色合いが目立つ。不忍池は三つに分かれる。そのひとつ「鵜の池」は上野動物園の池として存在する。

 広大な上野動物園に隣接した、上野東照宮の五重塔を見ながら、大噴水の方角に進む。森林に囲まれた心地よい散策道だ。あちらこちらで、地域ぐるみの大イベント16回『上野の山文化ゾーンフェスティバル』関連の展覧会の立て看板が目に入る。看板とはいえ、芸術性の香り高いものばかり。芸術の秋に、わが身を置いた心境になれる。

 同フェスティバルは年々、認知度が高まり、人出は多くなってきたと、同事務局(台東区役所・文化振興課内)小林民男さん、関準太郎さんは話す。

 今年の見逃せない特別展の一つが、東京国立博物館の『大徳川展』(開催:12月2日まで)だろう。徳川将軍家と、尾張、紀州、水戸の御三家、東照宮の門外不出の至宝の300点余りが、史上初めて一堂に集まっているのだ。

 国立西洋美術館のほうでは、企画展『ムンク展』が開催されている。オスロ市立ムンク美術館蔵の「装飾画家」ムンクの代表作108点の展示だ。開催記念として、『ムンク 愛のレクイエム』(ピーター・ワトキンズ監督 1976年)が、12月1日(土)12時30分開場で上映される。先着145名。

 人気がある展覧会は、後半になるほど、駆込み見学者が急増し、入場規制などが実施されることが多い。『大徳川展』、『ムンク展』などもそれら状況が予想される。いまはまだ待ち時間は少ない。はやめに上野の山に出向こう。【つづく】

■関連情報
上野の山文化ゾーンフェスティバル
記者HP:穂高健一ワールド
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 穂高健一【 東京都 】
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