セリエA第8節を終了した時点で2分け6敗で勝点2。早々とオルシ前監督を解任し、カモレーゼ監督に舵取りを任せたものの悪い流れは断ち切れず、単独最下位という状況が続いている。スピネッリ会長のご機嫌はすこぶる悪く、チームに緊急合宿を指示。「状態が上向きになるまで何度でもやってもらう」と語っている。

 状況打破のため、あるいは成績不振の罰としての緊急合宿で有名だったのは、中田英寿が所属していたペルージャのガウチ元会長が有名だが、スピネッリはガウチも上回るほどの“現場介入派”。合宿指令のうえに、給料の支払いを敢えて遅らせることも明言。自分たちが巻いた種とはいえ、選手たちは気の毒。早く1勝して、会長の怒りを静めるしかない。