【起業家図鑑】牛丼チェーンの店長から眼鏡屋さんに転進!
2007年10月23日09時00分 / 提供:MONEYzine
さまざまな起業家を紹介していく「十人十色の『起業家』図鑑」。今回は、脱サラして眼鏡屋さんを開いた伊藤次郎さんをご紹介します。
今回ご紹介する起業家は…
今回は、眼鏡専門店「opteria-Glassias(オプテリア グラシアス)」をオープンした伊藤次郎さんのお話です。ファッション性だけでなく、目を労わる機能性に優れた眼鏡作りをしている伊藤さん。眼鏡を変えると、目の疲れにより起こる肩こり、頭痛、めまいなどの症状が改善することがあるそうです。目を動かす筋肉の量は人それぞれ違うため、それに合わせた検査「両眼視機能検査」を行い、自分の眼に合った眼鏡を作った方が良いと言います。
■鉄筋工になり、職人の楽しさに気付く
眼鏡専門店「オプテリア グラシアス」の店主、伊藤次郎さんは1969年生まれ。吉祥寺駅から徒歩7分の眼鏡専門店を奥さんの2人で運営している。伊藤さんは中学、高校はバレー部に所属、途中でバイクのオートレーサーを目指すが断念し、大学ではナンパばかりしていたと笑う。
大学生のときに作った借金を返すために始めたのが、鉄筋工の仕事だった。借金を返済した後も鉄筋工を続け、通算8年間働いた。
「職人のように、ひとつのことを極めていく過程がすごく好きでしたね。職人の仕事とは、誰でもできることを“誰にもマネできないレベル”に変えていくことだと思うのです」
柱と柱を針金でつなぐ作業も、つなぎ目を誰よりもキレイな仕上がりにするため、細部までこだわった。職人の仕事を楽しんでいた伊藤さんだが、腰とひざを壊し、転職を余儀なくされた。
■ファーストフード店の店長に
その後、伊藤さんが中学生のときから“牛焼肉定食”が好きだった定食屋チェーン「松屋」に入社した。松屋の店舗で働き始めて、「僕は人と話すのが好きだ」と気付いたと言う。店員から1年半で店長補佐になり、店長に昇格。5年間、「接客」にこだわって働いた。
しかしチェーン店に勤めてわかったことは、マニュアルによる接客の限界だった。マニュアルによるサービスの均一化によって、接客のレベルを一定に保つことはできるが、それ以上のサービスを提供することはできない。
「お客さんとの親近感をどうやって表現するかが、接客の醍醐味だと思います。僕は、マニュアル以上の接客がしたかったのです」
“いらっしゃいませ”とすべてのお客さんに同じ言葉をかけるのでなく、顔見知りの常連客にはもっと身近な挨拶をして、お客さんとの距離を縮めたかった。マニュアルでは顧客との日常会話は認められていなかったが、伊藤さんはそれぞれのお客さんに合わせて話しかけた。その甲斐あって、伊藤さんの店は顧客アンケートで顧客満足度全国一位になった。
しかしマニュアルから外れた行為で、会社の評価は低かったという。そして「最高のサービスを提供するには自分でやるしかない! いつかは店を構えよう!」と思うようになった。
接客を極めようと精力的に働く中、過労で身体を壊してしまったこともあった。パートの年配女性に、「人生には山も谷もある。働いて全力疾走するだけじゃなく、休まなきゃダメだよ。あんたを見ていると心配で……」と言われたことが胸に染みたそうだ。
滝岡 幸子[著]
■関連記事
アイデアは身近にある! 会社員アフィリエイターに学ぶ副業のヒント[2007年10月01日]
自分らしい働き方をもとめて起業した外資系OLのその後[2007年10月01日]
■記事全文へ
今回ご紹介する起業家は…
今回は、眼鏡専門店「opteria-Glassias(オプテリア グラシアス)」をオープンした伊藤次郎さんのお話です。ファッション性だけでなく、目を労わる機能性に優れた眼鏡作りをしている伊藤さん。眼鏡を変えると、目の疲れにより起こる肩こり、頭痛、めまいなどの症状が改善することがあるそうです。目を動かす筋肉の量は人それぞれ違うため、それに合わせた検査「両眼視機能検査」を行い、自分の眼に合った眼鏡を作った方が良いと言います。
■鉄筋工になり、職人の楽しさに気付く
眼鏡専門店「オプテリア グラシアス」の店主、伊藤次郎さんは1969年生まれ。吉祥寺駅から徒歩7分の眼鏡専門店を奥さんの2人で運営している。伊藤さんは中学、高校はバレー部に所属、途中でバイクのオートレーサーを目指すが断念し、大学ではナンパばかりしていたと笑う。
大学生のときに作った借金を返すために始めたのが、鉄筋工の仕事だった。借金を返済した後も鉄筋工を続け、通算8年間働いた。
「職人のように、ひとつのことを極めていく過程がすごく好きでしたね。職人の仕事とは、誰でもできることを“誰にもマネできないレベル”に変えていくことだと思うのです」
柱と柱を針金でつなぐ作業も、つなぎ目を誰よりもキレイな仕上がりにするため、細部までこだわった。職人の仕事を楽しんでいた伊藤さんだが、腰とひざを壊し、転職を余儀なくされた。
■ファーストフード店の店長に
その後、伊藤さんが中学生のときから“牛焼肉定食”が好きだった定食屋チェーン「松屋」に入社した。松屋の店舗で働き始めて、「僕は人と話すのが好きだ」と気付いたと言う。店員から1年半で店長補佐になり、店長に昇格。5年間、「接客」にこだわって働いた。
しかしチェーン店に勤めてわかったことは、マニュアルによる接客の限界だった。マニュアルによるサービスの均一化によって、接客のレベルを一定に保つことはできるが、それ以上のサービスを提供することはできない。
「お客さんとの親近感をどうやって表現するかが、接客の醍醐味だと思います。僕は、マニュアル以上の接客がしたかったのです」
“いらっしゃいませ”とすべてのお客さんに同じ言葉をかけるのでなく、顔見知りの常連客にはもっと身近な挨拶をして、お客さんとの距離を縮めたかった。マニュアルでは顧客との日常会話は認められていなかったが、伊藤さんはそれぞれのお客さんに合わせて話しかけた。その甲斐あって、伊藤さんの店は顧客アンケートで顧客満足度全国一位になった。
しかしマニュアルから外れた行為で、会社の評価は低かったという。そして「最高のサービスを提供するには自分でやるしかない! いつかは店を構えよう!」と思うようになった。
接客を極めようと精力的に働く中、過労で身体を壊してしまったこともあった。パートの年配女性に、「人生には山も谷もある。働いて全力疾走するだけじゃなく、休まなきゃダメだよ。あんたを見ていると心配で……」と言われたことが胸に染みたそうだ。
滝岡 幸子[著]
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