地震到達の数秒から数十秒前に対応したテレビ・携帯電話などで「地震到達まであと何秒」という感じで教えてくれる「緊急地震速報」が今月から開始されたわけですが、実際に残されたわずか数秒で何ができるかというのは、かなりの訓練を常日頃から積んでおかないと、いざというときに動くことができません。

というわけで、ウェザーニュースが個人向けに、緊急地震速報をパソコンに表示する「The Last 10-Second」(最後の10秒)というソフトを提供しているので、実際に訓練してみました。いろいろな震源地・断層別に設定できるのでなかなか真に迫った訓練が可能です。

実際の訓練に必要な使い方は以下の通り。
個人向け緊急地震速報 The Last 10-Second-ウェザーニュース

実際には月額315円の有料サービスですが、訓練だけなら無料でできます。

ダウンロードした「Last10Second.EXE」を実行してしばらくするとこの画面になるので「次へ」をクリック


「次へ」をクリック


「次へ」をクリック


インストール中……しばらく待つ


「閉じる」をクリックして閉じ、スタートメニューから「The Last 10-Second」を起動します


「試用」をクリック


タスクトレイに常駐するので、「通知設定」をクリック


自分の現在位置を選択して「設定を登録」をクリック


ちなみに上記画面で「詳細設定」をクリックするとこういう設定が可能になります。「テスト」ボタンを押せば実際にどういう音声が流れるかがわかります。一度は聴いておいた方が良いかも。


次にタスクトレイから「訓練設定」をクリックし、「即時訓練を行う」にチェックを入れ、震源地を選択します。あまりにも遠いと訓練にならないほどの弱い震度になるので、近くを選びましょう。スケジュール訓練も可能。


断層も選択しておきましょう。選ぶ断層によって震度などがずいぶんと違ってきます。


最後に「設定を保存」をクリック。クリックしてから1分以内に実際の表示が突然開始されます。


これが実際の画面。残り8秒……10秒もないので何ができるのだろうか……。


ちなみに、実際に何ができるのか、何をすべきか?という心得については以下の気象庁のページが結構参考になります。

気象庁 | 緊急地震速報を見聞きしたときは

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