15日の夜、「亀有」というちょっと珍しい場所(「こち亀」の
両津勘吉巡査長の銅像が駅前に立ってますね)で開かれた

『微力の力』ほそぼそ出版パーティ

に参加してきました。

今回は、あえて「ほとんど告知をしない」方針を取られたので、
「ほそぼそパーティ」の名の通り、こじんまりとした集まりと
なりました。

おかげで、著者の方、および参加された方々と
濃密な会話ができて楽しかったです。


さて、『微力の力』(07/10/15発行)は、
本質を鋭く切り取る橘川幸夫さん(ロッキング・オン創刊者)と、
魂を貫くような表現がしびれる村松恒平さん(70年代「宝島」の
編集者)の共著。

内容は、かなりディープなテーマを取り上げながらも、
お二人の対談スタイルで書かれているので読みやすい本です。


同書の中から、気になった発言をいくつかご紹介しましょう。

(Web2.0について)

“ネットというWeb2.0の考え方に対して、僕は、
 編集機能を加えたWeb1.5という考え方を準備している。
 実際にやらないとわからないと思うので、やるけどね。”
 ネットは書く場所であって、読む場所ではない。
 ネットで見つけた素材を、読むに値する文章に編集する作業が
 絶対に必要なんだ。” (橘川さん)


「Web1.5」とは、さすが編集らしい見方ですね。


(情報化社会について)

“情報化社会というのは、なんでも情報が入る社会ではなくて、
 何もしなくても自然と個人の内部に情報が入ってきてしまう
 社会だ、みたいなことを書いたことがある”

“だから、それに対応するには、何もしないでも入ってくる
 情報以外の情報を蓄積していかいないと、個性なんかなくなる
 と思ったんだ。”(橘川さん)

橘川さんが、「情報化社会」を上記のように捉えたのは
30代の頃、つまり、約20年も前のことでした。

「情報化社会」の本質を見事に突いていますよね。


微力の力 おバカな21世紀、精神のサバイバル』
(橘川幸夫、村松恒平著、エンターブレイン)


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