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日本人アーチストが、豆本国際コンペで2年連続の特別優秀賞=米国オハイオ州

日本人アーチストが、豆本国際コンペで2年連続の特別優秀賞=米国オハイオ州
豆本国際コンペで特別優秀賞を受賞作『雲捕獲記録』を共同制作したアーチストたち。左から、橋目(海岸印刷)さん、赤井都さん、濱田映子(ににむぎ)さん。(撮影:赤井都、18日) 写真一覧(5件)
【PJ 2007年10月21日】− 米国に本拠を置くミニチュアブック協会主催の今年年10月中旬に開催の「豆本国際コンペ(The 2007Miniature Book Society Competition)」で、日本から出品した豆本『雲捕獲記録(くもほかくきろく)』(英題:Dancing on the Cloud)(発行者=赤井都さん)が、特別優秀賞を獲得した。

 このコンペは、毎年3インチ(7.6cm)以内の創作豆本を募集。全世界の応募作品の中から、3点の特別優秀賞を選ぶ。今年はその1点に『雲捕獲記録』が選ばれた。23年の歴史のあるこのコンペで、昨年、『籠込鳥(かごめどり)』(英題:Caged)=赤井都・中村高之共同制作=で日本人初受賞を果たして後、2年連続の受賞となった。

 ミニチュアブック協会は1983年、オハイオで設立された国際NPO。豆本とブックアートを追求し、大学教授・デザイナー・有名コレクター・ディーラー・版元らが会員に名を連ねる。コンペ審査基準は、創造性・デザイン・魅力・技術を、印刷・デザイン・画・製本の各要素において判断するもの。

 受賞作『雲捕獲記録』は、本文も表紙も手触りの柔らかな和紙製。空色の三椏(みつまた)和紙表紙にふわふわのモヘアの手編みジャケットをかけ、繊細な和紙貼函に収めた。印刷はリトルプレスによる活版印刷。内容は赤井都さんのオリジナルの超短編で、雲とうさぎのぬいぐるみに関する短い話6話が収録してある。

 表紙も本文紙も和紙。製作にはプリンターには通らない繊細な和紙を、活版印刷で印字することにより、本にすることが可能になったもの。活版印刷は、個人宅で中古印刷機Adana Eight-Fiveを動かしているプライベート・プレス「海岸印刷」の橋目さんが担当した。

 活版印刷は、金属の活字を組んでインクをつけて印字するようにして刷る。数十年前は一般的に行われていた旧式の印刷方法だが、最近はその力強い文字の感覚と味わいが再認識され、一部のアーティストたちの間では一種の流行現象になっているという。

 ちなみに、豆本『雲捕獲記録』の販売価格は、限定版(限定100部・あいうえお入)三椏和紙表紙・角背上製。価格3,200円(税込、送料別途)。特装版(限定26部・アルファベット入)三椏和紙表紙・丸背上製・モヘアジャケット+和紙貼函+特製防虫布風呂敷包み。価格5,800円(税込、送料別途)となっている。【了】

■日本の豆本の関連PJニュース。
豆本作家の赤井都さん!新作を第2回「まめまつり」に出品=東京
■『雲捕獲記録』豆本共同制作アーチストたちのHP
赤井都さん主宰の『言壺』のHP
印刷、奥付レイアウト、題字デザイン担当の『海岸印刷』のHP
ニット制作担当の濱田映子さん『ににむぎ』のHP

■ 関連情報
PJニュース.net
PJ募集
とっておきの能登ガイドブログ
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 伊藤 昭一【 東京都 】
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