王者セラ、初防衛まで実に8ヶ月。実戦ブランクは?

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昨年から、日本の格闘技師走興業戦争に参戦したズッファUFC。土曜日開催が定番となっているため、今年は12月29日(土・現地時間)にネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベントセンターで、2007年度最終興業を行う。その『UFC79:NEMESIS』では、UFC世界ウェルター級王者マット・セラに、前王者マット・ヒューズが挑戦するタイトルマッチが決定した。

ヒューズは、昨年11月の『UFC65』で、ジョルジュ・サンピエールに敗れ、王座転落。サンピエールの長期政権かと思われた矢先、今年4月の『UFC69』では、セラが周囲の予想を覆し、サンピエールを撃破。新王者となっている。

両者がコーチを務めるTUFシーズン6がスパイクTVで中継され、決戦の3週間前にTUFフィナーレ6が行われ、両者対決が全米ネットで煽られ続けることになる。
日本にはなかなか伝わってこないが、冷淡・皮肉屋で思ったことをズケズケと話すヒューズ、熱血・正義感で仲間想いのセラという性格が、最初のストーリー展開だが――、果たして12月の最終回を迎えるころには、ファンの心情はチャンピオン寄りになっているのか、それともチャレンジャーびいきなのか。

とにかくUFCの長所は、ラインナップの決定が早いところ。劣勢、日本の総合格闘技界も見習って欲しいものだ。