今週のお役立ち情報
【オトコ魂】粋なオトコは「十三夜の月」を愛でる!
2007年10月19日10時30分 / 提供:オトコ魂
「十五夜のお月見」はよく知られているが、それと対になった「十三夜のお月見」を知る人は少ない。古来、片方の月しか見ないのは「片見月」といって縁起が悪いとされていたようだが現代に十三夜のお月見をする人はよほどの通人だろう。
月は新月(朔(さく))から、満月(望(ぼう))を経て、次の新月まで、ほぼ29,5日の周期で満ち欠けを繰り返し、古くから人々はこの月の満ち欠け、いわゆる朔望(さくぼう)のサイクルを暦として暮らしてきた。
つまり、旧暦では、単純に新月を一日とし、満月を十五日としているので、月の満ち欠けを見れば、カレンダーが無くとも、おおよそ、今日が何日かわかるのだ。ただし、この暦では一年が354日となり、実際の季節とだんだんずれてくるために、そのずれを調整する閏月が三年に一度設けられ、それでも出てくる実際の季節とのずれを、太陽の黄道を24等分して季節を表す言葉を暦に入れたものが、今でも残っている「立春」「春分」「秋分」などの、二十四節気だ。
明治5年までは、この太陽太陰暦が使われ、三年に一度一年が13ヶ月あり、農業などは「立春」「啓蟄」「立春」などの、暦に記された二十四節気を基準に行われていた。つまり、月は今よりもっと人々の生活に密着したものだったのだ。
日本のしきたりや、しつらいを学ぶ「室礼(しつらい)教室」の先生によると「十五夜の月見」の風習は中国の「中秋節」が平安期に日本に伝わったものだといわれているが、「十三夜の月見」は日本古来のものとのこと。「十三夜の月」とは、満月の一歩手前、まん丸ではない、ほんの少し欠けている月の事だ。欠けた月を愛でるのは、やはり無常観を美意識としてきた日本人特有の感性なのだろう。
今年の十三夜は、新暦では十月二十三日だ。「室礼(しつらい)講座」では白木の三方(さんぽう:神道の神事において使われる、神饌を載せるための台)を使って、正式な「十三夜の飾り」しつらいを習うのだが、独身貴族のオトコは、備前焼きの大皿に、三つのお団子と秋の実りを感謝する豆や栗、果物などを盛って月に供え、粋に十三夜の月を愛でてみるのはどうだろう。
ちなみに十五夜を過ぎて小一時間ほど出るのが遅い月の事を「十六夜(いざよい)」というが、さらに遅い十七夜を「立待月(たちまちづき)」、もっと遅い十八夜を「居待月(いまちづき)」、そしてあんまり遅いので横になって待つ月を「臥待月(ふしまちづき)」と呼び、平安期の男性は「粋」を楽しんだようだ。麗しき女人の来るのを待ち続けて、待ちぼうけをくっても決して怒ってはならない。「三日月女郎を買って宵にちらりとみたばかり」と怒るのは落語の「五人回し」に登場する野暮な客である。
■参照リンク
・天文と暦-海上保安庁情報部
・室礼
・室礼三千講座-フォレスト・イン昭和館
■その他の記事一覧
・オトコも癒される本格派アロマテラピー:その1
・オトコが群れるネイルサロンの裏事情
・女人禁制!メンズエステの舞台裏
月は新月(朔(さく))から、満月(望(ぼう))を経て、次の新月まで、ほぼ29,5日の周期で満ち欠けを繰り返し、古くから人々はこの月の満ち欠け、いわゆる朔望(さくぼう)のサイクルを暦として暮らしてきた。
つまり、旧暦では、単純に新月を一日とし、満月を十五日としているので、月の満ち欠けを見れば、カレンダーが無くとも、おおよそ、今日が何日かわかるのだ。ただし、この暦では一年が354日となり、実際の季節とだんだんずれてくるために、そのずれを調整する閏月が三年に一度設けられ、それでも出てくる実際の季節とのずれを、太陽の黄道を24等分して季節を表す言葉を暦に入れたものが、今でも残っている「立春」「春分」「秋分」などの、二十四節気だ。
明治5年までは、この太陽太陰暦が使われ、三年に一度一年が13ヶ月あり、農業などは「立春」「啓蟄」「立春」などの、暦に記された二十四節気を基準に行われていた。つまり、月は今よりもっと人々の生活に密着したものだったのだ。
日本のしきたりや、しつらいを学ぶ「室礼(しつらい)教室」の先生によると「十五夜の月見」の風習は中国の「中秋節」が平安期に日本に伝わったものだといわれているが、「十三夜の月見」は日本古来のものとのこと。「十三夜の月」とは、満月の一歩手前、まん丸ではない、ほんの少し欠けている月の事だ。欠けた月を愛でるのは、やはり無常観を美意識としてきた日本人特有の感性なのだろう。
今年の十三夜は、新暦では十月二十三日だ。「室礼(しつらい)講座」では白木の三方(さんぽう:神道の神事において使われる、神饌を載せるための台)を使って、正式な「十三夜の飾り」しつらいを習うのだが、独身貴族のオトコは、備前焼きの大皿に、三つのお団子と秋の実りを感謝する豆や栗、果物などを盛って月に供え、粋に十三夜の月を愛でてみるのはどうだろう。
ちなみに十五夜を過ぎて小一時間ほど出るのが遅い月の事を「十六夜(いざよい)」というが、さらに遅い十七夜を「立待月(たちまちづき)」、もっと遅い十八夜を「居待月(いまちづき)」、そしてあんまり遅いので横になって待つ月を「臥待月(ふしまちづき)」と呼び、平安期の男性は「粋」を楽しんだようだ。麗しき女人の来るのを待ち続けて、待ちぼうけをくっても決して怒ってはならない。「三日月女郎を買って宵にちらりとみたばかり」と怒るのは落語の「五人回し」に登場する野暮な客である。
■参照リンク
・天文と暦-海上保安庁情報部
・室礼
・室礼三千講座-フォレスト・イン昭和館
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