アルゼンチン代表のFWカルロス・テベスが、今シーズンから加入したマンチェスター・ユナイテッドでのプレーについてコメント。プレミア屈指の名将アレックス・ファーガソン監督の下、スター選手に囲まれてプレーする環境について「夢のようだ」と語り、自らの成長を実感する毎日を送っていると話した。

 今夏、ウェストハムからプレミアリーグ王者のマンUに加入したテベスは、シーズン開幕直後に負傷離脱したエースストライカー、ウェイン・ルーニーの穴を埋めるなど、すでにチームの攻撃陣にとって欠かせない存在に成長している。その背景には、老将ファーガソンを筆頭に、チーム全体からサポートを受ける環境があると言うテベスは、彼らに対する感謝の念を熱く語った。

「ウェストハム時代との大きな違いは、監督が僕の能力を信じてサポートしてくれている点だ。実際、試合ごとにフィジカル面も成長しているように感じるよ。おかげで、徐々にゴールも決められるようになってきている。改めてチームを見回すと、世界屈指のスター選手ばかりが集まっているだろ。本当に世界一のチームでプレーしていると実感しているし、夢のような感じもするよ。しかも、みんなが僕に良くしてくれている。おかげで、気持ち良くプレーできているんだ。リオ・ファーディナンドやライアン・ギグス、そしてクリスチアーノ・ロナウドやウェイン・ルーニーとった選手は、もう友人みたいなものさ」

 マンUでの充実した日々について満足気に話すテベス。「英語もだいぶ上達したから、監督やチームメイトの言うことも完璧に分かるようになった」と語るアルゼンチン代表に足りないのはゴールという結果のみ。ようやくイングランドの環境に馴染んだ23歳がゴール量産体制に入るのも時間の問題と言えそうだ。