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新東京タワーは4年後、「すみだ」で歴史作りに参加を!(上)

2007年10月12日10時55分 / 提供:PJ

pj
新東京タワーは4年後、「すみだ」で歴史作りに参加を!(上)
特集展示『すみだの名所展』が開催中。江戸時代の「錦絵」、明治時代の「版画」など。東京・墨田区のすみだ郷土文化資料館で。(撮影:穂高健一、9月23日) 写真一覧(5件)
新東京タワー(呼称は未定)が08年半ばに着工、11年に竣工予定である。設計のデザインは三本足で、上に登るほど円形になり、日本刀をイメージしたものだ。建設場所は墨田区・押上で、地元の人たちは「すみだタワー」と呼ぶ。このところ地元ではムードを盛り上げる、イベントなども推し進められている。

 新東京タワーが完成すれば、日本一の建造物になる。大都市・東京の5、10年先を見通すと、最も変わる一つは、『すみだ』だろう。この先すみだから目が離せない。将来を見渡す場合は温故知新で、どんな町だったのか、と歴史を知ることが大切だ。

 この町は古い時代から、その名が知れわたる隅田川を中心に発達してきた。文化、経済、観光、生活など、あらゆる面で隅田川にかかわっている。他方で、悲惨な歴史を持つ。1923年の関東大震災、45年の東京大空襲で、すみだはともに途轍(とてつ)もない犠牲者をだしている。一瞬一夜にして大勢が死に、町が廃虚となったのだ。

 戦後の復興で、すみだは艶(あで)やかな繁華街として、『向島』という名が全国に知られ渡った。いまや、古い下町情緒として語られる。

 すみだに日本一のタワーが完成すれば、街並みの景観の変化のみならず、産業、文化にも影響を与える。どのように変化するのか。それは実に興味深い。同時に、『タワーができる前の、すみだを知る。学ぶ。記録で残す』というテーマが成立する。高尚な学術的なものでなくともよい。素朴な町の風景でよい。個人や親しいグループで、すみだの町を探索したり、地場の人から話を聞いたり、デジカメやスケッチで現存するものを残せば、そこに歴史とのかかわりあいが生まれる。

 東京に墨田区が誕生してから、今年はちょうど60年の節目だ。過去をさかのぼり、将来を見据える、温故知新のいい機会だ。PJは9月23日、同区の『すみだ郷土文化資料館』を訪ねてみた。

 同館では、いま特集展示『すみだの名所展』が開催されていた。江戸時代の「錦絵」、明治時代の「版画」から、川と切り離せないすみだが描かれている。同館の女性専門員から、展示の説明を受けた。

 隅田川の上流から下流に向かう、地形と兼ね合わせた展示の工夫がなされていた。博物館の実習生たちが、「川」をテーマにして取り組んだ特集だという。

「墨田区では関東大震災と東京大空襲で、2度にわたって一面が焼け野原になりました。人的な被害はもちろんですが、貴重な歴史資料、文献、古文書、日記など文化的遺産も焼失してしまいました。」と専門員は語る。

 戦後、区民や他の地域の方による寄贈などで、「すみだ」にかかわる資料をコツコツと集めてきました。人間が引き起こす戦争による災害、自然の驚異による大地震の災害が、文化の面で強烈なダメージを与える、とあらためて知らされた。【つづく】

■関連情報
すみだ郷土文化資料館では、『あなたが選ぶ すみだの風景100選』の写真募集中。応募期間は11月30日。投稿作品は一定期間、同館などに展示してもらえる
問合せ先
電話03−5619−7034  FAX03−3625−3431

記者HP:穂高健一ワールド
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一

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