内藤がタイトル初防衛に成功。33歳1ヶ月、日本人選手の最年長防衛記録をつくった。

写真拡大 (全49枚)

10月11日(木)有明コロシアムでは、WBC世界フライ級タイトルマッチ、王者・内藤大助(宮田ジム)と挑戦者・亀田大毅(協栄ジム/WBC世界フライ級14位)による12回戦が行われた。

戦前より、壮絶な舌戦を繰り返してきた両者。11年のキャリアを誇る33歳のベテラン王者・内藤は「亀田を倒すのは国民の期待」と明言し、念願の亀田狩りに臨む一方、挑戦者・大毅は18歳9ヶ月5日での日本プロボクシング史上最年少の世界王者を目指す。

試合は、序盤こそ勢いに勝る大毅が前へ出てプレッシャーを掛けるも、内藤が手数で上回り優勢の評価で試合が進む。しかし、度重なるクリンチに両者共、フラストレーションを溜めながらの闘いでもあった。9Rには怒った内藤が揉み合いの最中に大毅を小突いて1点減点。12Rには大毅が内藤を投げ捨て、合計3点の減点が言い渡される大荒れの内容となった。

結果は、右目の上から出血する場面もあったが、内藤が判定勝利。33歳1ヶ月12日で、国内最年長世界王座防衛記録を更新すると共に、亀田大毅にプロ初黒星をつけた。

【反則"抱え技"の連続写真と試合詳細はコチラ