映画「犯人に告ぐ」息つく間もない本格エンタテインメント

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犯人に告ぐ、今夜は震えて眠れ―

日本中を震撼させた連続児童殺害事件。
行き詰った警察は、テレビを利用した捜査を決行。
カメラの前に立つ刑事に注がれる何億もの視線―
犯人は、この中にいる。

手に汗握る[劇場型捜査]を映画ならではの迫力で展開。緻密に描かれた人間ドラマと相まって、息つく間もない本格エンタテインメント映画でありながら、警察内部の軋轢、報道の姿勢、メディアの影響力、動機の見えない殺人、被害者家族の苦悩、と現代社会の抱えるひずみが描かれる本作。
こうしたディテールのひとつひとつを丁寧に描き、現代の社会の陰の部分をしっかりと映し出すことによって、リアルな緊迫感と感動を生みだすことに成功した。

週刊文春2004ミステリーベストテン第一位、2005年大藪晴彦賞受賞など数々栄誉に輝く雫井脩介のベストセラー小説を映画化。
豊川悦司が初の刑事役に挑戦し、心に傷を負う<巻島>を熱演。
共演の石橋凌、小澤征悦、笹野高史ら豪華キャストとの絶妙なかけひきを繰り広げる。

■ストーリー
川崎でおきた連続児童殺害事件。<BADMAN>と名乗りテレビに脅迫状を送りつけた犯人は、3件目の犯行後、表舞台から姿を消す。膠着した捜査に警察は、捜査責任者をテレビに出演させる大胆な”劇場型捜査”を決断。
担ぎ出されたのは刑事<巻島>。6年前の誘拐事件で取り逃がした犯人に、人質の男児を殺され、記者会見でマスコミに糾弾をうけて失脚した男。
テレビカメラの前に立った巻島は言い放つ「BADMAN、主役が黙っていてどうする?」
犯人を挑発する巻島の発言に、報道は過熱し、非難の声が日本中にわきあがる。
全国民が見つめるなか、今、巻島は姿なき犯人と対峙する!

キャスト:豊川悦司、石橋凌、小澤征悦、笹野高史、松田美由紀
オフィシャルサイトhttp://www.hannin.jp/
配給:ショウゲート
公開日:10月27日(土)全国順次公開

マンハッタンピープル 原田有永 男性 20代
好きな映画のジャンル:コメディ、アクション、サスペンス
思い出に残る映画:運命じゃない人、300
一言:ひとつひとつのシーンに緊迫感があり、最後まで目が離せません。
トヨエツが格好良すぎで、すごい迫力です。自分が犯人ならって考えると―震えて寝ます。


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