FIFAのゼップ・ブラッター会長が、「1チームの先発メンバーに国内選手を6名起用、すなわち外国人選手は5人までに制限する」ことを提案した。
 FIFAと国際オリンピック委員会(IOC)は、10月18、19日にリスボンで開かれるEUサミットでこのルールを成立させたい構えだ。
 EU連合は、「労働者の自由な移動を認める雇用法に反する」としてこれに真っ向から反対しているが、ブラッター会長は「フットボールクラブの国民性を守る必要がある。それに、外国人選手の人数を制限することにはメリットがある。クラブの下部組織で育った選手がファーストチームに昇格するチャンスを与えられる機会が増えるだろうし、自前の選手を使うことで補強費がうんと安くなるはずだ」と反論している。