犬の散歩をしていて見つかるものなんてたかが知れていそうなものですが、なんとマンモスの化石を発見した人がいるとのこと。それも、小さなかけらではなく見た瞬間に化石だとわかるぐらいのものだったそうです。世の中には珍しいことがあるものですが、一体どうやって発見したのでしょうか。

詳細は以下の通り。
Daisy the dog finds the meal of her dreams... a mammoth bone | the Daily Mail

エセックス州ウィザムに住む69歳のデニス・スミスさんはダックスフントのデイジーを連れて海岸線を散歩していました。デイジーはよく棒きれを拾ってきたり、死んだ魚をかじったりします。

先日の散歩の時、デイジーは砂浜に自分の体と同じぐらいの大きさの骨を発見しました。砂に埋まっていた骨は大きくて掘り出せなかったため、デイジーはスミスさんを待ちました。スミスさんがデイジーの様子に気付いて行ってみると、そこには周囲が6インチ(約15cm)ぐらいの塊があったので、引っこ抜いてみました。すると、それは長さが13インチ(約33cm)、重さが8ポンド(約3.6kg)の大腿(だいたい)骨でした。

お手柄のデイジーと骨。


スミスさんたちが化石を発見したのはサフォーク州ダンウィッチの海岸で、地元の地質学グループによって化石はマンモスの一種・Southern Elephant(学名:アーチディスコドン)のものだと確認されました。この化石はずっと海底の砂の中に埋まっていたものが、最近の荒天で海底にあらわになり、水に押し流されてきたのだろうと考えられています。

スミスさんによれば、デイジーは骨をかじるのが大好きで、日曜日に肉を焼いて残ったラム肉の骨をいつもかじっているそうです。「たぶん、デイジーはマンモスの骨の中にちょっぴり残っていたアミノ酸に食欲をそそられたのでしょう」と、地元地質学グループのボブ・マーカムさんは語っています。マーカムさんは最後にこう付け足しています。「ただし、骨をかじったとして歯はきれいになっても栄養や滋養をとることはできないでしょうね。2〜300万年前なら脂肪のかけらが残っていて美味しかったでしょうけれど、今は酸化鉄のせいで鉱物化してしまっていますから」

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