自動車レースF1の名門フェラーリの総監督ジャン・トッドが、9月30日に開催されたF1日本GPで起きたタイヤ騒動に対し、FIA(国際自動車連盟)を訴えない意向を表明した。トッド総監督は「仮に訴えたとしても問題は解決しない。既にレースは終わってしまった…。何が原因でそうなったのかを追求したい気持ちはあるが、F1界に新たな騒動を巻き起こすことは賢明ではない」と説明した。

また噂されるフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)のフェラーリ移籍について、トッド総監督は「可能性はゼロだ。我々にはライコネンとマッサという素晴らしいドライバーがおり、十分満足している。両者の契約はまだ残っており、私は契約を尊重する人間だ」とコメント。F1界に流れる“アロンソ移籍説”を完全に否定した。

F1日本GPではレース前に実行委員会から「ウェットタイヤを使用するように」と各チームに通達があったが、フェラーリには事前に伝わらないという最悪のミスが生じた。インターミィディエイトタイヤでレースに挑んだフェラーリのライコネン、マッサの両ドライバーは、スタート直後にタイヤ交換のピットインを余儀なくされ、結果的にフェラーリは惨敗に終わった。