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買い物中に起きた飼い犬同士の咬傷事故、どちらに責任?

買い物中に起きた飼い犬同士の咬傷事故、どちらに責任?
“容疑犬”バブ郎。オス6歳のボストンテリア。正当防衛は成り立つのか。
 犬の散歩中に買い物をしようと、犬を店外につないでから店内へ入った。ほどなく通りかかった散歩中の飼い主が犬を近づけ、防御反応を示したぼくの愛犬は、その犬を咬んで出血。その飼い主はぼくに責任があると言うが、過去4年間、何かを咬んで事故になったこともない。近づけたほうも悪いのではないかと思いつつ、条例などを調べることにした。

【Digest】
◇「チワワなら噛み殺されてる」
◇一方的に悪いのか
◇国の基準は努力規定
◇人への咬傷は24時間以内に届出義務


 9月16日(日曜日)の夜10時過ぎ。いつものように、愛犬「バブ郎」の散歩途中、近所のスーパー「サミット」に寄った。犬は出入り口から2メートルくらい離れた、建物の角にある太いパイプにリード(縄)を巻きつけ、1メートルくらいしか動けないようにして、待たせておく。ぼくだけでなく、他の飼い主もそうするのが、このスーパーでの暗黙の了解だ。

◇「チワワなら噛み殺されてる」
 10メートルほど店内に入り、惣菜コーナーを物色しかけたとき、「キャッ」という犬の鳴き声が聞こえた。「あ、バブだ!」。また何かに反応して吠えたんだろう…と思い、すぐに入り口に戻ってみると、別の犬を連れた30代後半と思われる女性が、青ざめて立っていた。

 「こんなに凶暴な犬、こんなとこに、つけとかないでください!」

 女性が連れている犬は、茶色のビーグルで、口から少し血が出ていた。人間でいう唇のところだ。バブが咬んで、怪我をさせてしまったらしい。

 「すいません」と謝るしかなかった。

 女性は取り乱していた。
 「もしチワワみたいな小さい犬だったら、噛み殺されてるわよ!この犬、ちゃんと狂犬病の予防接種をしてるんですか?」

 「してます」
 こちらも、気が動揺していた。

 バブはオスのボストンテリアで、大きさは60センチほど。相手のビーグルも同じくらいの大きさだった。お互いの犬の状況をよく見合ったところ、ほかに怪我はないようだった。

  少し時間がたって、向こうの飼い主も落ち着いてきた。

 「こっちが安易に近づけてしまったのも悪いけど…」

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