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白昼の都心で銃声が鳴り響く。鉄炮組百人隊出陣。=東京都新宿区

白昼の都心で銃声が鳴り響く。鉄炮組百人隊出陣。=東京都新宿区
鉄炮組百人隊による模範発射。発射の瞬間、もの凄い火薬の破裂音がして、辺りは白煙に包まれた。後方に立つのは、友情出陣していた熊本県細川藩御用筒の葦北鉄砲隊。写真は西地区御神酒所前での模範発射。東京都新宿区の皆中稲荷神社の例大祭で。 (撮影:葦乃原 光晴、9月23日)
【PJ 2007年09月24日】− 9月23日(日)午前9時45分、東京都新宿区百人町1丁目で「バッバッバッ」という大きな銃声が響いた。銃声はその後も百人町や西新宿で数回に渡り鳴り響き、近くに居た観客や通行人からは拍手と歓声が起こった。

 これは、東京都新宿区の皆中稲荷神社の例大祭で2年に一度行われる「鉄炮組百人隊行列」の模範発射(空砲)ことだ。皆中稲荷神社の境内に、鉄炮組百人隊行列について次のような説明書きがある。

新宿区登録無形民俗文化財 江戸幕府鉄炮組百人隊行列(出陣の儀)
 皆中稲荷神社の例大祭で隔年(平成は奇数年)に開催される行事で、江戸時代に現在の百人町一帯に屋敷を与えられていた幕府鉄砲組百人隊が、神社に奉納したと伝えられる出陣式を再現したもの。

 当日は、甲冑(かっちゅう)に身を固めた武将が百人町周辺を隊列行進し、火縄銃を携えた鉄砲隊が、数ヶ所で古式にのっとり試射を行う。鉄砲組は4組あり、(百人町に住んだのは25騎組、別称大久保組)、通常は交替で江戸城大手三之門を警備した。また、将軍の寛永寺・増上寺・日光東照宮参詣には護衛をした。

 皆中稲荷神社は、鉄砲組から信仰された。ある隊士が稲荷の霊夢により百発百中の腕前に上達したことが起源という。皆中は「みなあたる」の意味がある。

 私は発射の瞬間を写真に収めようと、皆中稲荷神社の境内でカメラを構えた。境内で発射する隊員は8名。整列して火縄に火をつけた。いよいよ発射かと身構えたが、隊員は火縄の火が消えないように息を吹きかけたり、火縄を回したりしている。その後指示があって、銃身を掃除して、火薬を詰めて、銃を構えて、号令のもとにやっと発射した。火縄銃だけあって時間がかかったが、発射の瞬間は迫力があった。「バッバッバッ」という火薬の大きな破裂音は体全体に響き、辺りに白い煙が立ち込めた。瞬間、間近で時代劇を見ているような錯覚を覚えた。

発射は、皆中稲荷神社の境内で行われたほか、関東ITソフト健保会館前や西地区お神酒所前など、百人町や西新宿の8カ所で行われた。今回は、熊本県から「葦北鉄砲隊(熊本県細川藩御用筒)」も友情出陣していた。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 葦乃原 光晴【 東京都 】
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