今週のお役立ち情報
「コーポレートメディア」と「メディアリテラシー」を考える=関西テレビ「あるある」捏造問題から
2007年09月22日09時26分 / 提供:PJ
【PJ 2007年09月22日】−
8月28日深夜、関西テレビ放送「ザ・ドキュメント」(火曜日:不定期)で、「コーポレートメディア〜放送は誰のものか〜」というタイトルの番組が放送された。この放送に対して意見を持った記者は、PJオピニオンに意見を投稿。そして、関西テレビ放送にも、PJオピニオンと同文の意見を、同社HPの意見投稿欄に投稿し、同番組を制作した同社の迫川緑記者に取材したい旨、申し入れた。
9月14日、関西テレビ企画広報部長の配慮で、迫川記者への取材が叶った
記者の取材申し入れに対して、関西テレビ企画広報部長の配慮で9月14日、記者は迫川緑記者に関西テレビ社屋内で取材させていただくことが叶った。
取材には、迫川緑記者(報道局報道部)の他、兼井孝之報道局報道番組部プロデューサー、大平雄司コンプライアンス推進室・企業広報部部長が同席し、約1時間にわたり、記者の疑問に答えてくださった。
──先日、意見投稿欄に意見を書かせていただきましたが、御社HPを見ると、8月28日の放送について、あるある事件を受けてのメディアリテラシーの一環とする広報はされていなかったようなのですが、そのあたりの事情について教えていただけますか。
迫川記者:「8月28日に『ザ・ドキュメント』内で放送したことは、直接的に、あるある事件を受けてのメディアリテラシーを考える番組としたもではなく、わたしが、あるある問題が起きたことで、自ら考えた末、アメリカに取材に行き、あのような番組が出来上がりました。結果的に、番組を見てくださった渡辺さんが、わたしが問題提起した番組について、感想を寄せてくださったという経緯になるかと思います」
──あのようなメディアの裏側についてわかりやすい番組が、視聴者が寝静まったころの深夜に放送されたことが残念に思うのですが、なぜ、深夜の放送なのでしょうか。
大平雄司企業広報部部長:「ドキュメント番組についての視聴者のニーズがある時間帯が、この枠だということです。昼間の放送を避けたというわけではありません。ドキュメント番組については、同社に限らず、他の放送局も深い時間の放送枠になっているのが現状です。」
迫川緑記者:「他の放送局は、弊社よりもっと深い時間にドキュメンタリー番組を放送しています」
──ドキュメンタリー番組は、深夜の放送が常識的ということなのでしょうか。
兼井孝之プロデューサー:「同番組は、年9回放送しているのですが、視聴率は3〜4%です。このたび迫川が取材した番組の視聴率は2%でした。送り手側がぜひ発信したいと思う事柄と、受け手側が見たい、聞きたいと思う事柄、つまり、求めているものが違うということが視聴率から見てとれます」
──わたしは、今年1月に「あるある捏造問題」が発覚後、関西テレビが開かれる記者会見などを取材させていただいているのですが、5月30日の記者会見で、社長様が、6月に、再発防止策の一環としてメディアリテラシーを考えるイベントを行うと発表されました。6月にあったイベントを取材させていただき感じたことも、意見として述べさせていただきましたが、あのような趣旨のイベントで、なぜ、夕刻のニュース番組「アンカー」の水曜日の「ナマでもズバリ!」のコメンテーターの青山繁晴氏が、自身の持ちネタばかり話すというイベント構成になったのでしょうか。5月30日に、社長がイベントの件を発表される前には、メディアリテラシーのイベントに関する企画を、社員の方々に募ったりはしなかったのでしょうか。
大平広報部長:「あの時点で、企画を募集するような余裕はありませんでしたので、募集したということはないと思います」
──何らかのいきさつで、「アンカー」の水曜日担当が、メディアリテラシーのイベントを担当するということになったということですか
大平広報部長:「そうですね。そのあたりのいきさつは、把握しておりません」
──イベントに参加された方から、イベントに関する意見などは、関西テレビ様に届いていますか。
「イベントに参加された方とイベントの内容を当社HPの動画で見られた方などから、意見はいただきます。渡辺さんがおっしゃることと同じような意見もありますが、青山茂晴さんのお話を、もっと聞かせてほしいという意見が大半です」
大平広報部長は、今後の同社メディアリテラシー向上プロジェクトの方向性について、「『ナマでもズバリ!』の第2弾のイベント日程などについては、現在のところ未定ですが、別の企画として、科学番組で失敗したことを、科学番組の制作で、視聴者の信頼を回復させようという案も出ています。はっきり決まれば、お伝えしたいと思います」と話し、今後も関西テレビは、社員が一丸となって、視聴者への信頼回復に尽力する点を強調した。
関西テレビが5月30日に記者発表した「メディアリテラシーへの取り組み」
◆メディアリテラシーの高い視聴者を増加させることが、関西テレビの放送の質の向上につながると考えます。
・メディアリテラシー向上プロジェクト第1弾
・6月16日(土)に報道局が、視聴者の方を対象に「ニュースの見方」をテーマに、「関西テレビなんでアリーナ」にて、トークイベントを開催します。
・イベントのタイトルは、「ナマでもズバリ!」。スーパーニュースアンカー水曜日のコメンテーター青山繁晴さんと山本浩之アナウンサーが番組から飛び出し、過激にニュースを語ります。テレビニュース本音と建前やウラのウラ、メディアの読み解き方を青山さんが解説します。
・今後も当社ならではメディアリテラシー向上プロジェクトを全社をあげて継続していきます。
【了】
■関連情報
関西テレビが28日深夜放送した、「コーポレートメディア〜放送は誰のものか〜」から見えたもの
【動画】関西テレビ、「ニュースの見方」テーマにトークイベント開催=「あるある事件」再発防止策の一環として
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渡辺直子ジャーナルサイト
PJ渡辺直子【刑事裁判】取材記事リンク集
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 新納 直子【 兵庫県 】
この記事に関するお問い合わせ / PJ募集
9月14日、関西テレビ企画広報部長の配慮で、迫川記者への取材が叶った
記者の取材申し入れに対して、関西テレビ企画広報部長の配慮で9月14日、記者は迫川緑記者に関西テレビ社屋内で取材させていただくことが叶った。
取材には、迫川緑記者(報道局報道部)の他、兼井孝之報道局報道番組部プロデューサー、大平雄司コンプライアンス推進室・企業広報部部長が同席し、約1時間にわたり、記者の疑問に答えてくださった。
──先日、意見投稿欄に意見を書かせていただきましたが、御社HPを見ると、8月28日の放送について、あるある事件を受けてのメディアリテラシーの一環とする広報はされていなかったようなのですが、そのあたりの事情について教えていただけますか。
迫川記者:「8月28日に『ザ・ドキュメント』内で放送したことは、直接的に、あるある事件を受けてのメディアリテラシーを考える番組としたもではなく、わたしが、あるある問題が起きたことで、自ら考えた末、アメリカに取材に行き、あのような番組が出来上がりました。結果的に、番組を見てくださった渡辺さんが、わたしが問題提起した番組について、感想を寄せてくださったという経緯になるかと思います」
──あのようなメディアの裏側についてわかりやすい番組が、視聴者が寝静まったころの深夜に放送されたことが残念に思うのですが、なぜ、深夜の放送なのでしょうか。
大平雄司企業広報部部長:「ドキュメント番組についての視聴者のニーズがある時間帯が、この枠だということです。昼間の放送を避けたというわけではありません。ドキュメント番組については、同社に限らず、他の放送局も深い時間の放送枠になっているのが現状です。」
迫川緑記者:「他の放送局は、弊社よりもっと深い時間にドキュメンタリー番組を放送しています」
──ドキュメンタリー番組は、深夜の放送が常識的ということなのでしょうか。
兼井孝之プロデューサー:「同番組は、年9回放送しているのですが、視聴率は3〜4%です。このたび迫川が取材した番組の視聴率は2%でした。送り手側がぜひ発信したいと思う事柄と、受け手側が見たい、聞きたいと思う事柄、つまり、求めているものが違うということが視聴率から見てとれます」
──わたしは、今年1月に「あるある捏造問題」が発覚後、関西テレビが開かれる記者会見などを取材させていただいているのですが、5月30日の記者会見で、社長様が、6月に、再発防止策の一環としてメディアリテラシーを考えるイベントを行うと発表されました。6月にあったイベントを取材させていただき感じたことも、意見として述べさせていただきましたが、あのような趣旨のイベントで、なぜ、夕刻のニュース番組「アンカー」の水曜日の「ナマでもズバリ!」のコメンテーターの青山繁晴氏が、自身の持ちネタばかり話すというイベント構成になったのでしょうか。5月30日に、社長がイベントの件を発表される前には、メディアリテラシーのイベントに関する企画を、社員の方々に募ったりはしなかったのでしょうか。
大平広報部長:「あの時点で、企画を募集するような余裕はありませんでしたので、募集したということはないと思います」
──何らかのいきさつで、「アンカー」の水曜日担当が、メディアリテラシーのイベントを担当するということになったということですか
大平広報部長:「そうですね。そのあたりのいきさつは、把握しておりません」
──イベントに参加された方から、イベントに関する意見などは、関西テレビ様に届いていますか。
「イベントに参加された方とイベントの内容を当社HPの動画で見られた方などから、意見はいただきます。渡辺さんがおっしゃることと同じような意見もありますが、青山茂晴さんのお話を、もっと聞かせてほしいという意見が大半です」
大平広報部長は、今後の同社メディアリテラシー向上プロジェクトの方向性について、「『ナマでもズバリ!』の第2弾のイベント日程などについては、現在のところ未定ですが、別の企画として、科学番組で失敗したことを、科学番組の制作で、視聴者の信頼を回復させようという案も出ています。はっきり決まれば、お伝えしたいと思います」と話し、今後も関西テレビは、社員が一丸となって、視聴者への信頼回復に尽力する点を強調した。
関西テレビが5月30日に記者発表した「メディアリテラシーへの取り組み」
◆メディアリテラシーの高い視聴者を増加させることが、関西テレビの放送の質の向上につながると考えます。
・メディアリテラシー向上プロジェクト第1弾
・6月16日(土)に報道局が、視聴者の方を対象に「ニュースの見方」をテーマに、「関西テレビなんでアリーナ」にて、トークイベントを開催します。
・イベントのタイトルは、「ナマでもズバリ!」。スーパーニュースアンカー水曜日のコメンテーター青山繁晴さんと山本浩之アナウンサーが番組から飛び出し、過激にニュースを語ります。テレビニュース本音と建前やウラのウラ、メディアの読み解き方を青山さんが解説します。
・今後も当社ならではメディアリテラシー向上プロジェクトを全社をあげて継続していきます。
【了】
■関連情報
関西テレビが28日深夜放送した、「コーポレートメディア〜放送は誰のものか〜」から見えたもの
【動画】関西テレビ、「ニュースの見方」テーマにトークイベント開催=「あるある事件」再発防止策の一環として
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PJ渡辺直子【刑事裁判】取材記事リンク集
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 新納 直子【 兵庫県 】
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