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9月22日、今日はなんの日?広東爆撃。1937年

【PJ 2007年09月22日】− 渡洋爆撃という言葉がある。拙稿8月26日に取り上げたニッポン号の機体である日本海軍96式陸上攻撃機などが、多く使用されて中国大陸を爆撃したことである。

 『年表太平洋戦争全史』には、1937(昭和12)年の8月から9月の記事が以下のように記されている。

1937(昭和12)年8月14日〜16日 海軍航空隊の96式陸攻38機、南昌・南京・広徳・抗州を台南の新竹基地と長崎大村基地から渡洋爆撃。未帰還機9機、大破3機。搭乗員65名戦死。
14日〜30日 のべ147機が済州島・台北から出撃。広徳・南昌・南京などを空襲。未帰還機14機、大破13機。
15日 海軍機、南京・南昌の飛行場を渡洋爆撃。
20日 漢口爆撃。
9月15日〜22日 海軍航空隊、広東方面攻撃。

 9月22日の攻撃を『皇国暦日史談』は、海軍省発表を元にこのように記している。

「我が海軍航空部隊は支那事変開始直後の9月22日月明の3時大挙広東を襲い、更に7時、13時半並びに14時の4回に亙り矢継早に空襲を繰り返したが敵空軍は己に全滅し高射砲も大半破壊して防空の役立たず、我が空軍は無人の境を行くが如くリレー式に広東市の西北より東にかけ天河、白雲両飛行場、兵器廠、淨塔水源池、其の他工場地帯、政府軍事各機関、遠東軍管学校、中山大学、中山紀念堂外重要建設物を片つ端から徹底的に爆撃した。此のため広東全市は殆んど猛火の巷と化し猛火盛んに上り大混乱に陥った。革命の震源地、排日の総本家たりし広東も我が正義の前に完膚なきまでに叩きのめされた。」

21日〜22日 陸軍航空部隊、太原飛行場を爆撃。
21日、国際連盟の日中紛争諮問委員会、開催。
23日 海軍航空隊、南昌を爆撃。
24日 海軍航空隊、漢口を爆撃。
27日 国際連盟の日中紛争諮問委員会、中国都市爆撃に関し日本非難の決議作成。
28日 国際連盟総会、同決議を全会一致で可決。

「諮問委員会は、日本航空機に依る支那に於ける無防備都市の空中爆撃の問題を緊急考慮し、かかる爆撃の結果として多数の子女を含む無辜の人民に与えられたる生命の損害に対し深甚なる弔意を表し、世界を通じて恐怖と義憤の念を生ぜしめたかかる行動に対しては何等弁明の余地なきことを宣言し、ここに右行動を厳粛に非難す」(引用:『戦略爆撃の思想』)

 8月15日以降、9月25日までの合計11次に及ぶ攻撃であった。

 この無差別爆撃は、1937年4月26日のスペイン内乱のゲルニカ爆撃(ドイツの義勇部隊による)を初めとするものであるが、当時として世界航空戦史未曾有の大空襲であった。この渡洋爆撃の海軍側の推進者は、山本五十六、井上成美、大西滝治郎、山口多門らである。この後は、重慶爆撃となり、ドイツによるロンドン空襲、大戦末期のアメリカ戦略空軍の原爆を含む、無差別都市攻撃につながっていくのである。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 鈴木 修司【 愛知県 】
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