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法務省は強制的な勧告で、表現の自由を阻害するな!=日本ペンクラブ

2007年09月19日13時11分 / 提供:PJ

pj
法務省は強制的な勧告で、表現の自由を阻害するな!=日本ペンクラブ
「法務省は一方的に書籍の内容を判断し、勧告という強制力で、流通や販売を阻害してはならない」と抗議する浅田次郎専務理事。(撮影:穂高健一、18日) 写真一覧(5件)
日本ペンクラブの九月例会が18日、東京・千代田区の東京會舘「シルバールーム」で開催された。クロアチア共和国の駐日大使が特別に招かれた。ドラゴ・シュタンブク大使は医者でもあり、詩人(クロアチアとイギリスペンクラブ会員)でもある。同大使は日本との文学交流を希望している。

 ドラゴ大使が同会場で、自作の二編の詩「手首」「ベンガルの美しき女」を朗読した。クロアチア大使館員および他国の大使も数多く参列し、聞き入っていた。阿刀田高会長が挨拶に立ち、来春にはクロアチア共和国と日本ペンクラブとの文化交流をおこなう。現在はその準備が進められていると発表した。
 
 浅田次郎専務理事が、07年8月30日に出した、『出版社及び著述家に対する法務省勧告に抗議する声明』についてふれた。(法務省人権擁護局は、『僕はパパを殺すことに決めた』の出版元の講談社と著者の草薙厚子さんに、東京法務局名の勧告書を手交した。それに対する、同クラブの抗議)。

 「日本ペンクラブの抗議は波紋を広げている。マスコミの反応は賛否両論である。(読売新聞、毎日新聞、朝日新聞の各社説で、抗議声明が取り上げられている)。厳しい意見もある。しかし、そこには誤解がある。日本ペンクラブは、事件そのものを問題にしているのではない。グローバルな立場から、法務省の強制的な権力行使を批判するものだ」と問題の本質を語る。

 法務省は、『プライバシーの侵害』『人権侵害行為』と一方的に決め付けているうえ、『謝罪せよ』と迫る。それは表現の自由にあからさまに介入するものだ。法務省の勧告によって、公的な図書館や書店の棚から、問題の本が消える現象を招いた。

 「お上の勧告で、書物の流通が阻害される。ここが大きな問題なのだ。人権侵害があったのであれば、それはまず当事者間の話し合いによる解決や、事後的な訴訟による判断を待つべきである。公権力が一方的に書籍の内容を判断し、勧告という強制力で、流通や販売を阻害してはならない」と抗議の姿勢を再確認した。

 「今後においても、表現の自由を守る立場から、この問題については興味深く見守っていく」と浅田専務理事が結んだ。【了】

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記者HP:穂高健一ワールド
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一

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