12日に行われたEURO2008予選グループBの試合で、スコットランドがアウェイでフランスを下し、首位に浮上した。
 フランスは出場停止のアンリの代わりにトレゼゲがアネルカと前線でコンビを組み、立ち上がりから中盤での速いパス回しでスコットランド陣内に攻め込むが、決定的チャンスまでは至らずに前半は0−0で終了。
 試合が動いたのは64分、中盤でボールを受けたマクファデンが強烈なロングシュートを放つと、ボールはGKランドローの手を弾いてネットを揺らし、スコットランドが先制する。このままでは終われないフランスだが、スコットランドはその後も相手の攻撃をしのぎきり、1−0で勝利。勝ち点を21に伸ばして、首位に浮上した。残りは3試合、ウクライナ、グルジア、イタリア戦を残すが、そのうち2試合をホームで戦えるスコットランドが、予選突破へ好位置につけた。

 また、3位のイタリアはアウェイでウクライナと対戦。前半終了間際にディ・ナターレのゴールで先制すると、71分にシェフチェンコに同点ゴールを許すが、その6分後、ディ・ナターレがこの日2点目を決めて2−1で勝利。これで勝ち点を20に伸ばし、2位に浮上した。

 勝ち点18で3位に後退したフランスは、フェロー諸島、リトアニア、ウクライナとの試合を残す。