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ユーロ開催へウクライナが抱える問題

2007年09月13日02時08分 / 提供:欧州通信

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 12日夜(現地時間)、ユーロ2008予選イタリア戦を控えるウクライナ。予選Bグループ4位に留まっている同国には予選敗退の危機感が漂い始めた。次々回2012年大会のホスト国として、来年の本大会に不出場となれば屈辱以外の何物でもない。

 そもそもウクライナ共和国には、金がない。従来からあった農業に加え重工業が発展途上にあるが、西欧スタンダードに合わせたインフラ整備にかける資金を捻出するにはあまりにも経済基盤が脆弱すぎるのだ。首都キエフで政争に明け暮れている人びとの中にも、早くも大会開催に危機感を抱く人間が出てきた。政界に顔が利き、ディナモ・キエフのオーナーであるシュルキス兄弟はその代表格だ。しかし多くの政治家たちは今月末の総選挙でサッカーどころではない。

 世界銀行のリサーチによると、ユーロ開催へ向けた同国のインフラ整備には、最低でも250億ドルが必要であり、これらの資金は外国資本から創出せざるを得ない、とされている。政財界の反応の鈍さに同国内有識者からも疑問の声があがっているが、キエフでのイタリア戦には同共和国ユーシェンコ大統領も姿を見せる予定だ。独立してからわずか16年。人口4700万人の民は昨年ワールドカップ参加という正夢を見たが、来年欧州の舞台で代表が戦う姿を見られるかどうかはまったくわからない。


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