【速報】日本、カタールを下しグループ首位に!
 北京五輪を目指すU-22日本代表は12日、グループ首位をかけてU-22カタール代表と対戦。開始早々5分、フリーキックのチャンスに梶山陽平が頭で合わせ先制点を奪い、前半は1−0で折り返す。後半は本田拓也が2枚目のイエローカードを受け退場するも、GK山本海人のファインセーブなど、10人が一丸となって守りきり1−0でカタールを下した。勝ち点「3」を獲得し、これでグループリーグ首位に立った。

 サウジアラビア戦同様、二次予選でチームを引っ張った平山相太ではなくU-20世代の森島康仁のワントップで望んだ日本。前半開始5分、MF水野晃樹がFKのチャンスに絶妙なパスを送ると、MF梶山が頭で合わし先制点を奪い、主導権を奪う。

 良い形で入った日本だが、守備を固めるカタールに対し前半中盤まで攻撃の形が出ずミスが続いた。時間が経つにつれて左サイドのMF家長昭博が輝きを増す。得意のドリブルで何度もチャンスを作り日本の攻撃を引っ張った。ただカタールも厳しい守備で日本に追加点を許さず、前半は1−0のまま折り返した。

 後半に入ると、カタールも勝ち点を狙い攻撃的に出る。カウンターで追加点を狙いに行きたい日本だが後半23分、本田拓也が2枚目のイエローカードで退場。残り時間を10人で戦わねばならなくなった。

 しかし、カタールの猛攻に対しピッチにいる10人が一丸となり体を張ってディフェンス。後半34分にはゴール前で決定的なチャンスを与えるも、GK山本がファイセーブでこれを止めると、チームはさらに団結していった。ロスタイム5分も危なげなく、終了のホイッスル。序盤でのリードをそのままに逃げ切った。

 これで勝ち点「3」を積み上げ、日本はグループリーグ単独首位に立った。第4戦はカタールとのアウエー戦に臨む。北京行きの切符が大きく見えてきた。

【試合速報】U-22日本代表 vs U-22カタール代表 - 北京五輪最終予選 第3戦
北京五輪最終予選 - 日本の日程、順位表など。