買収拒むアーセナルの“堅実経営術”
外国資本の参入で、大物選手の加入が続くプレミアリーグ。リバプールやチェルシー、そしてマンチェスター・ユナイテッドといった名門クラブでも、外国人オーナーによる買収で巨額の補強資金を獲得し、他クラブとの戦力差を広げ続けている。一方、プレミアリーグの4強に名を連ねながらも買収を拒否し続けているのはアーセナルだ。指揮官のアーセン・ベンゲル監督による若手育成には定評のあるガンナーズだが、他のトップクラブと比較して、ワールドクラスと呼ばれる選手が少ないのは明らか。そんな状況に目をつけ、アーセナル買収を目論む企業が存在する。
昨シーズン途中までアーセナルの副会長を務めていたデイビッド・デインは、在任中に米国の富豪スタン・クロエンケ氏による投資をクラブ側に提案。しかし、ピーター・ヒルウッド会長を筆頭に、アーセナルの幹部はこの提案がクラブ買収に繋がると警戒し、クロエンケ氏による投資を拒否。さらに、この提案がクラブ側との確執を生み、デインはクラブを去らざるを得なくなった。その後、デインは自らが保有していたアーセナルの株式14.58%を、ロシア人富豪のアリシェル・ウスマノフと、そのビジネスパートナーであるファハド・モシュリが共同経営する会社、“レッド・アンド・ホワイト・ホールディングス”に売却。そして自らもこの会社の会長に任命され、再びアーセナル買収に動いているという。
しかし、アーセナルのピーター・ヒルウッド会長は、大株主のウスマノフ氏による投資の提案には耳を貸すと話しながらも、クラブ買収には徹底抗戦で挑むつもりだと明言している。
「買収のオファーは歓迎しない。ただ、大株主との話し合いにはもちろん応じるつもりだ。実りのある提案であれば、話を聞く準備はある。ただ、デインと話をする必要性は感じない。彼とは25年間、ずっと話をしてきた間柄だから、今さら話す必要もないだろう」
さらにヒルウッド会長は、外国資本の参入について一定の理解は示しながらも、アーセナルは独自の理念に基づいてクラブ経営を続けていくと語った。
「外国資本がプレミアリーグに参入することについては、何も異論はない。リーグにとって利益のあることだろうからね。参入する人間の多くが投資目的だ。彼らはプレミアリーグを魅力的な投資対象と考えている。しかし、彼らの参入は、我々にとっても好都合かもしれない。ビジネスが目的の投資家連中が、選手の移籍金に常識外れの金額を払い続けるとは思えないからね。彼らは投資額に見合うリターンを計算している。だからこそ、戦力補強に資金を費やし続けるとは思えない」
ライバルクラブが毎シーズンのように大型補強を敢行する中、若手中心のチームで強化を図るアーセナル。今夏にはエースのティエリ・アンリを失いながらも、目立った補強はなし。それでも、プレミアリーグではリバプールに続く2位につけている。外国資本による買収を拒み続けるアーセナルは、その堅実経営で今後どのような結果を残すのだろう。
昨シーズン途中までアーセナルの副会長を務めていたデイビッド・デインは、在任中に米国の富豪スタン・クロエンケ氏による投資をクラブ側に提案。しかし、ピーター・ヒルウッド会長を筆頭に、アーセナルの幹部はこの提案がクラブ買収に繋がると警戒し、クロエンケ氏による投資を拒否。さらに、この提案がクラブ側との確執を生み、デインはクラブを去らざるを得なくなった。その後、デインは自らが保有していたアーセナルの株式14.58%を、ロシア人富豪のアリシェル・ウスマノフと、そのビジネスパートナーであるファハド・モシュリが共同経営する会社、“レッド・アンド・ホワイト・ホールディングス”に売却。そして自らもこの会社の会長に任命され、再びアーセナル買収に動いているという。
しかし、アーセナルのピーター・ヒルウッド会長は、大株主のウスマノフ氏による投資の提案には耳を貸すと話しながらも、クラブ買収には徹底抗戦で挑むつもりだと明言している。
「買収のオファーは歓迎しない。ただ、大株主との話し合いにはもちろん応じるつもりだ。実りのある提案であれば、話を聞く準備はある。ただ、デインと話をする必要性は感じない。彼とは25年間、ずっと話をしてきた間柄だから、今さら話す必要もないだろう」
さらにヒルウッド会長は、外国資本の参入について一定の理解は示しながらも、アーセナルは独自の理念に基づいてクラブ経営を続けていくと語った。
「外国資本がプレミアリーグに参入することについては、何も異論はない。リーグにとって利益のあることだろうからね。参入する人間の多くが投資目的だ。彼らはプレミアリーグを魅力的な投資対象と考えている。しかし、彼らの参入は、我々にとっても好都合かもしれない。ビジネスが目的の投資家連中が、選手の移籍金に常識外れの金額を払い続けるとは思えないからね。彼らは投資額に見合うリターンを計算している。だからこそ、戦力補強に資金を費やし続けるとは思えない」
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