「寿限無」に学ぶ「テロ特措法」。職を賭する安倍総理へ一言。
2007年09月10日07時14分 / 提供:PJ
9月10日は、新聞休刊日である。新聞ならば、その正式名称をキチンと明記することもできるが、テレビでは時間が勝負なのでどうしても略称となってしまうであろう。
安倍総理が、その職を賭してまでも、延長または新法での成立を目指す法律の名は「平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対してわが国が実施する措置および関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法(平成13年11月2日法律第113号)」である。
落語に「寿限無」という小話がある。子どもの長命を願い、無量寿経にちなんで縁起のよい名前をつけたのは良かったのだが、その子どもが遊んでいるうちに水におぼれてしまい、それを見つけたほかの子どもたちが助けを呼ぶために、大人へその子どもの名前をきちんと繰り返して言っているうちに、時間が延々とかかり救助が遅れ、結局はおぼれ死んでしまったという笑えない悲劇の話である。この「寿限無」は高年齢出産でやっと恵まれた一粒種だったかも知れない。
長い法律名には、その名称の中に隠されていることがある。「平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法」も、その「等」が意味するものの中に多くの問題があるようである。インド洋に於いての海上自衛隊の給油支援活動が、その実体がまったく国民に知らされていないのもその証拠であろう。
「じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょのすいぎょうまつ うんらいまつ ふうらいまつ くうねるところにすむところ やぶらこうじのやぶこうじ ぱいぽぱいぽぱいぽのしゅーりんがん しゅーりんがんのぐーりんだい ぐーりんだいのぽんぽこぴーのぽんぽこなーのちょうきゅうめいのちょうすけ」ちゃんが、溺れていると言う子どものきまじめさを責めることはできない。「ちょうすけちゃん」と略せば良いと考えるのは、狡猾な大人の考え方である。
子どもにとっては「じゅげむじゅげむごこうのすりきれかいじゃりすいぎょのすいぎょうまつうんらいまつふうらいまつくうねるところにすむところやぶらこうじのやぶこうじぱいぽぱいぽぱいぽのしゅーりんがんしゅーりんがんのぐーりんだいぐーりんだいのぽんぽこぴーのぽんぽこなーのちょうきゅうめいのちょうすけ」がその子の名前なのである。きちんと伝えなくてはならないのだ。
「テロ特措法」と省略される「平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法」の延長または新法の国会の審議においては、安倍総理も民主党の先生方も含めマスコミすべてが、この法律名を省略せずに、キチンと読み上げて頂きたい。無駄のようだが、そうすれば、おのずからその法律の真の姿が見えて来るに違いない。
長命を願ってせっかくつけた名前があだとなった「寿限無」は、現代のコンピューター社会でも同様である。メールアドレスやパスワードを、他人へ知られないために、どんどんと長くなり、簡単に記憶できないことになっているのが現実だ。仕方ないことといえばそれまでである。
端的に伝わることは、非常に重要である。「平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法」では、「寿限無」の悲劇を繰り返すだけである。
一般国民・大衆にとっては、法律の正式名称で、簡単で、短く、理解しやすいことが、もっとも大切なことである。と私は考える。【了】
安倍総理が、その職を賭してまでも、延長または新法での成立を目指す法律の名は「平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対してわが国が実施する措置および関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法(平成13年11月2日法律第113号)」である。
落語に「寿限無」という小話がある。子どもの長命を願い、無量寿経にちなんで縁起のよい名前をつけたのは良かったのだが、その子どもが遊んでいるうちに水におぼれてしまい、それを見つけたほかの子どもたちが助けを呼ぶために、大人へその子どもの名前をきちんと繰り返して言っているうちに、時間が延々とかかり救助が遅れ、結局はおぼれ死んでしまったという笑えない悲劇の話である。この「寿限無」は高年齢出産でやっと恵まれた一粒種だったかも知れない。
長い法律名には、その名称の中に隠されていることがある。「平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法」も、その「等」が意味するものの中に多くの問題があるようである。インド洋に於いての海上自衛隊の給油支援活動が、その実体がまったく国民に知らされていないのもその証拠であろう。
「じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょのすいぎょうまつ うんらいまつ ふうらいまつ くうねるところにすむところ やぶらこうじのやぶこうじ ぱいぽぱいぽぱいぽのしゅーりんがん しゅーりんがんのぐーりんだい ぐーりんだいのぽんぽこぴーのぽんぽこなーのちょうきゅうめいのちょうすけ」ちゃんが、溺れていると言う子どものきまじめさを責めることはできない。「ちょうすけちゃん」と略せば良いと考えるのは、狡猾な大人の考え方である。
子どもにとっては「じゅげむじゅげむごこうのすりきれかいじゃりすいぎょのすいぎょうまつうんらいまつふうらいまつくうねるところにすむところやぶらこうじのやぶこうじぱいぽぱいぽぱいぽのしゅーりんがんしゅーりんがんのぐーりんだいぐーりんだいのぽんぽこぴーのぽんぽこなーのちょうきゅうめいのちょうすけ」がその子の名前なのである。きちんと伝えなくてはならないのだ。
「テロ特措法」と省略される「平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法」の延長または新法の国会の審議においては、安倍総理も民主党の先生方も含めマスコミすべてが、この法律名を省略せずに、キチンと読み上げて頂きたい。無駄のようだが、そうすれば、おのずからその法律の真の姿が見えて来るに違いない。
長命を願ってせっかくつけた名前があだとなった「寿限無」は、現代のコンピューター社会でも同様である。メールアドレスやパスワードを、他人へ知られないために、どんどんと長くなり、簡単に記憶できないことになっているのが現実だ。仕方ないことといえばそれまでである。
端的に伝わることは、非常に重要である。「平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法」では、「寿限無」の悲劇を繰り返すだけである。
一般国民・大衆にとっては、法律の正式名称で、簡単で、短く、理解しやすいことが、もっとも大切なことである。と私は考える。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 鈴木 修司
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