現役引退後も絶大なカリスマ性を誇るロベルト・バッジョが4日、国営放送RAI・1に出演した。久し振りにメディア露出したバッジョは「(ユーロ08予選の)イタリア対フランス戦?このような試合に出場したくない、と考える選手などいないだろう。自分もピッチ上に立ちたいよ。この重要な試合に出場できる選手達を羨むことはノーマルなことだろう」と語り始めた。

 予選B組は最激戦区となっており、イタリア対フランス戦(8日=ミラノ)は試合前から両チーム関係者による様々な挑発行為が繰り広げられている。このような状況をバッジョは「もっと情熱に焦点を当てて欲しい。カルチョは情熱に満ちているが、最近ではこの領域を取り上げる機会が減っているのでは」とコメント。大一番を前に、現在のカルチョ界のあり方に警鐘を鳴らしている。