【サムライ通信 番外編】中田浩二「代表選出のために欧州移籍を断念するのは残念なこと」<前編>
2007年09月04日14時15分 / 提供:livedoor スポーツ
スイス1部リーグには10のクラブが所属し、ホーム&アウェイで4回戦を戦う。年末年始の間、約2か月近くのウインターブレイクがあるスイスリーグが36節を消化することを考えると非常にハードな日程であることが自然と理解できる。それ以外にも国内のカップ戦もある。
リーグで常に優勝争うを続けている名門FCバーゼルは、同時にUEFAカップなどの欧州の大会もある。06年1月にバーゼルに移籍加入した中田浩二。05−06シーズンは前所属のマルセイユでUEFAカップに出場していたため、バーゼルでのUEFAカップ出場が出来ず、その大会を勝ち進むチームでの出場機会は自然と少なくなった。しかし、試合に出場せずとも、中田は覚えたての英語を駆使し、バーゼルの一員としての地位を築いていった。
彼の力がチームにとってかけがえのないものであり、監督から厚い信頼を得ていることが06−07シーズンになると証明される。元スイス代表のベテランのセンターバックが負傷で離脱すると、監督は中田にその代役を任せたのだ。ワールドカップもあり、チーム合流から公式戦までの時間はわずかだったが、試合をこなすことで、中田はセンターバックとして力量を発揮していく。同時にその面白さにも目覚めていく。
07年になり、そのベテランセンターバックが復帰すると従来の左サイドバックに戻った。攻撃タイプのディフェンダーが多く、失点を重ねていたバーゼルは、中田の左サイドバック復帰で、失点数を大幅に減らした。カバーリングや相手のプレーを読むことに長け、バランス感覚に優れた中田は、守備に貢献するだけでなく、ポジションを空けることなく、精度の高いロングパスで攻撃を作ることも出来る。
06−07シーズン後半快進撃を続け、リーグ優勝に迫ったが、わずかなところでタイトルを獲ることは叶わなかった。しかし、国内カップ戦のタイトルを手にした。
05年1月にフランス・マルセイユに移籍し、様々な試合を経験。欧州で戦うことで感じた“日本では学べないこと”を日本のサッカーに還元したいという思いは小さくはなかった。控え選手として戦うことになったドイツワールドカップでの惨敗を経て、日本に足りないことを痛感した。
中田自身に“欧州サッカー”“世界基準のサッカー”を意識させてくれた中田英寿の引退も中田のモチベーションにもなっただろう。「ヒデさんがいない中で、僕らの世代が中心になって代表をひっぱっていかなくちゃいけない」そんな思いを秘めて、5月のキリンカップでのオシムジャパン初招集に挑んだ。左サイドバックで出場したが、試合途中で負傷交代。残された無念は小さくはなかっただろう。
[中編に続く]
リーグで常に優勝争うを続けている名門FCバーゼルは、同時にUEFAカップなどの欧州の大会もある。06年1月にバーゼルに移籍加入した中田浩二。05−06シーズンは前所属のマルセイユでUEFAカップに出場していたため、バーゼルでのUEFAカップ出場が出来ず、その大会を勝ち進むチームでの出場機会は自然と少なくなった。しかし、試合に出場せずとも、中田は覚えたての英語を駆使し、バーゼルの一員としての地位を築いていった。
彼の力がチームにとってかけがえのないものであり、監督から厚い信頼を得ていることが06−07シーズンになると証明される。元スイス代表のベテランのセンターバックが負傷で離脱すると、監督は中田にその代役を任せたのだ。ワールドカップもあり、チーム合流から公式戦までの時間はわずかだったが、試合をこなすことで、中田はセンターバックとして力量を発揮していく。同時にその面白さにも目覚めていく。
07年になり、そのベテランセンターバックが復帰すると従来の左サイドバックに戻った。攻撃タイプのディフェンダーが多く、失点を重ねていたバーゼルは、中田の左サイドバック復帰で、失点数を大幅に減らした。カバーリングや相手のプレーを読むことに長け、バランス感覚に優れた中田は、守備に貢献するだけでなく、ポジションを空けることなく、精度の高いロングパスで攻撃を作ることも出来る。
06−07シーズン後半快進撃を続け、リーグ優勝に迫ったが、わずかなところでタイトルを獲ることは叶わなかった。しかし、国内カップ戦のタイトルを手にした。
05年1月にフランス・マルセイユに移籍し、様々な試合を経験。欧州で戦うことで感じた“日本では学べないこと”を日本のサッカーに還元したいという思いは小さくはなかった。控え選手として戦うことになったドイツワールドカップでの惨敗を経て、日本に足りないことを痛感した。
中田自身に“欧州サッカー”“世界基準のサッカー”を意識させてくれた中田英寿の引退も中田のモチベーションにもなっただろう。「ヒデさんがいない中で、僕らの世代が中心になって代表をひっぱっていかなくちゃいけない」そんな思いを秘めて、5月のキリンカップでのオシムジャパン初招集に挑んだ。左サイドバックで出場したが、試合途中で負傷交代。残された無念は小さくはなかっただろう。
[中編に続く]
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