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政治家よ、もう辞任するな! 国民にも「身体検査」を求めよ。(上)

【PJ 2007年09月04日】− 連続する大臣の自殺、更迭、辞任にはうんざり。次々に大臣を血祭りにする、マスコミの『金と政治』という大儀による卑劣な追及にも、なおさらうんざりだ。かりそめにも国民が選んだ代議士だ。大臣として国内外の政治手腕で、能力や資質を欠いているとか、国民の生命、財産を守ってくれる人物ではなかったとか、極端な思想でこのさき日本を危うくするとか、正攻法の攻撃ならば納得もできる。

 マスメディアの奇異な正義感から、クリーンな議員ではないと、大臣が狙い撃ちされ、烙印(らくいん)を押される。事務所経費の重複計上とか、不正受給請求とかで、またもや辞任劇だ。国民全体はわかっているのだ、清廉潔白な事務所経費などありえない、と。

 こうも次々に血祭りにされると、有権者が選ぶ選挙行動とは何のためかと、国民投票という制度や行為すらも疑問になる。

 国は膨大な選挙費用の国税を使い、個人は一人ひとり地域の選挙所に足を運んで投票し、代議士を国会に送り出す。それら代議士はマスコミの餌食づくりのためだったかと思う。国政選挙の機能の根幹さえも危うくしかねない。有能な人物が代議士になりたがらない、負の風土が生まれてくるだけだ。

 日本は脱税の腐敗列島だから、クリーンな政治家が生まれる土壌ではない。周辺を見れば、簡単にわかることだ。社会的な責任がある法人企業が、支払うべき税金をごまかす脱税行為は日常茶飯事で、目に余る。不正領収書など一枚もない、と言い切れる法人はあるのか。

 妻の下着、洋服、内々の飲み食いを領収書で「上様、品代」と書かせて、経費として引き落とす。そんな脱税行為が平然と横行している。税務署も、国税庁も、見てみぬ振りだ。

 『サラリーマンだけが、まじめに税金を払っている』という言葉が横行している。そうだろうか。会社の経費で、コピー代、タクシー代、昼食代、仲間との飲み会、私的ものに使う文具なども会社のものを使う。会社経費で落とすこと自体が脱税行為だ。

 他方で、その場合は個人の所得だから、所得申請しなければならない。そんなサラリーマンなどいない。役員は機密費という、領収書のない金を使う。

 マスコミが代議士を次々と血祭りにして、愉快がり、引きずりおろす。それは政治の浄化を求めるものでなく、視聴者、読者率を高める、恣意(しい)的な行為だ。そう批判したくなるほど、マスコミの報道は過熱している。『メディアよ、己はどうなのか』と問いたい。その倫理観の欠如たるや、政治家にも劣らない。

 メディアは記者や幹部が不正をおこなうと、社内に倫理委員会を作ると、社説やキャスターの言葉で語られる。一カ月もたてば、継続報道は故意に消されている。

 一部とはいえ大手の経済記者が、企業周りの取材先から遊興を受けており、リリースをうのみにした記事を書く。最近の公務員をみていると、一杯のコーヒーにも口を出さない人が多い。ところが、スポーツ記者は各種大会の主催者から昼食弁当や飲み物を平然ともらっている。団体のパーティーにも出て飲食を共にする。

 社会部記者は、中小企業の社員が私的な事件を起こしても、企業名を平然と出す。それによって企業は世間からバッシングを受ける。子どもたちは学校でいじめを受ける。ところが、旧財閥系や世界のトップ企業だと、広告主だからといい、企業名を伏す。犯罪者の実名すらも伏す。それは広告という間接的な供与で毒されている体質だからだ。

 政治部の記者も呉越同舟だ。視聴率、購読率向上で、面白おかしく代議士を血祭りにしているのだ。【つづく】

■関連情報
記者HP:穂高健一ワールド
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一【 東京都 】
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