31日で締めきられた夏季移籍市場。会長やGM、そして選手代理人が、丁々発止の駆け引きを繰り広げた熱い夏が終わり、セリエA各チームの収支が出揃った。大枚はたいて有望な若手に投資したクラブがあれば、まだ活躍できるとにらんだ契約切れ選手をタダで手に入れたチームもある。チーム構想外選手は、新戦力獲得資金確保のために躊躇なく売られる仁義なき世界。
 台所事情はさまざまだが、各クラブがそれぞれ獲得に費やした額と売却で得た額の収支を並べてみた。( )内は獲得の目玉となった選手名だ。
 移籍市場で赤字になっても、クラブが掲げるシーズン目標が達成されれば元手はとれるが、机上の計算通りにいくかどうかは神のみぞ知る、だ。

アタランタ +735万ユーロ (MFコスティーニャ)
カリアリ +590万ユーロ (MFフィーニ)
カターニャ −105万ユーロ (DFテルリッツィ)
エンポリ +715万ユーロ (MFジャコマッツィ)
フィオレンティーナ +100万ユーロ (FWビエリ)
ジェノア −1480万ユーロ (FWパパ・ワイゴ)
インテル −1275万ユーロ (DFキブ)
ユベントス −3990万ユーロ (MFアルミロン)
ラツィオ −760万ユーロ (FWデル・ネーロ)
リボルノ +170万ユーロ (MFドラソー)
ミラン −1345万ユーロ (FWパト)
ナポリ −2370万ユーロ (FWザラジェタ)
パレルモ +120万ユーロ (FWミッコリ)
パルマ −1095万ユーロ (FWレジナルド)
レッジーナ +1210万ユーロ (MFハルフレドソン)
ローマ −1650万ユーロ (FWジュリー)
サンプドリア +165万ユーロ (FWカッサーノ)
シエナ +47万ユーロ (FWブッキ)
トリノ −1250万ユーロ (FWレコバ)
ウディネーゼ +1375万ユーロ (FWクアリアレッラ)