フランス代表のレイモン・ドメネク監督が30日、ユーロ2008予選のイタリア戦(9月8日)とスコットランド戦(9月12日)のメンバー24人を発表した。レキップ紙などが報じている。

 顔触れはほぼ順当だが、当落線上にあった選手のうち、トレゼゲが入り、ジブリル・シセ(マルセイユ)が外れた。トレゼゲがリーグ開幕戦でハットトリックを決めたのに対し、シセは5試合で1得点。結果から見れば当然だが、トレゼゲが監督への不信感をたびたびメディアに語り、シセが監督の “お気に入り”だったことを考えると、“私情”をはさみがちとも指摘されるドメネク監督の選択としては意外感がなくもない。

 また先日のスロバキア戦ではA代表にもA'代表にも選ばれなかったゴブーが滑り込んだ。1年前のイタリア戦で2ゴールをあげたことが監督の印象に残っているようだ。

 ケガで出場が危ぶまれるギャラスとビエラを選んだことには疑問の声もあるが、監督は「ギャラスには驚異的な回復力がある。合宿中の集中治療で戻ってくることに期待している。ビエラについては、ギャラスより心配が少ない」と語った。

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