1999年のシドニー五輪予選イタリア戦で「審判が買収されていた」と発言し、欧州サッカー連盟(UEFA)からユーロ2008予選イタリア戦のベンチ入り禁止を命じられたフランス代表のレイモン・ドメネク監督が、UEFAの決定に対して異議申し立てを行なうことを決めた。フランスサッカー連盟(FFF)が28日、コミュニケを発表した。

 レキップ紙によると、FFFのエスカレット会長はドメネク監督と話し合った結果、UEFAの文書で認められた異議申し立ての可能性を行使することを決定した。FFF会長は「監督が9月8日にミラノで代表の指揮が執れるよう、全力を挙げる」と語った。

 一方、プロフットボールリーグ(LFP)のティレズ会長は、LFPのホームページでUFEAの決定に驚きの反応を示している。「ユーロ予選突破を左右する試合のわずか前にこのような選択をするとは、非常に悪いタイミングだと思う。レイモン・ドメネクの発言に対する考え方がどうであれ、この解決策のほうが問題自体より危険だという気がする」と語った。