「歌のことは聞かないで」と新垣結衣

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初めて一人暮らしをすることになった美大生のユイ(新垣結衣)に素敵な出会いが訪れる、切ないけれども心がにっこりしてしまう都会の中のラブストーリー、『恋するマドリ』が8月18日にロードショーとなり、渋谷シネクイントにて舞台挨拶が行われた。

長編映画に初挑戦した大九明子監督は、「一人でも多くの皆様に、現場のにっこりが伝わっていれば嬉しく思う。」

松田龍平は、「今回は監督に、イントネーションの微妙な違いまで指示してもらい、それが役に固まればいいと思い、楽しくやらせてもらった。」

ヒロインの新垣結衣は、「初主演ということは、余り意識しなかった。歌のことは聞かないで欲しい。」

菊地凛子は、「結衣ちゃんが演じるユイに助けられ、自分自身もにっこりとしていく。先輩であり、魅力的な女性であるというよりも、どこか後輩に助けられるちょっと頼りないお姉さんだ。」

世良公則は、「7年ぶりのスクリーンで、出たと思ったら映画が終わる重要な役どころ。今日は、父兄代表でここにいる。」

音楽を担当したスネオヘアーは、「監督とは五回程度デートしたが、役者の人たちとは初めて会った。待っている間の話を聞いていて、楽しい現場だったんだと分かった。自分は、家でさびしい、にっこりしないマドリで音楽を作っていた。」

「ご自身が考える『恋するマドリ』とは?」という質問に、
新垣、「子供だからまだわかりません。」
菊地、「マドリは空間で、移動するといろんな人に出会うことができると思う。」
松田、「恋とマドリを絡めて考えたことがない。自分のためだけにマドリを考えているのでしっくりこない。」
最後に大九監督は、「マドリは骨格。生活することはしんどいことだが、にっこりと乗り越えながら、健気に暮らす空間である」と締めくくった。

ヒロインが、運命の出逢いを重ねて成長する姿を是非、映画館でご覧いただきたい。

監督・脚本: 大九明子
原案: 筧昌也
音楽: スネオヘアー
出演:新垣結衣、松田龍平、菊地凛子、中西学、ピエール瀧、内海桂子、世良公則、江口のりこ
配給: シネカノン、オフィス・シロウズ
公式サイト:http://www.koisurumadori.com/
8月18日、ロードショー

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