今週のお役立ち情報
北海道よ、ガンバレ。 『白』のイメージで、再チャレンジ!
2007年08月19日07時57分 / 提供:PJ
【PJ 2007年08月19日】−
海外旅行よりも、北海道旅行のほうが値段が高いといわれる。それでも一度は北海道に行ってみたい、何度でも行きたいという人は多い。日本人は、北への憧れが強い。
北海道には広大な白い雪原のイメージがある。『雪印』のブランドがそれを象徴していた。00年には雪印の脱脂粉乳に黄色ブドウ球菌が繁殖し、過去最大の集団食中毒事件を起こした。北海道食品のイメージを大きく失墜させた。
北海道といえば、広大な土地一面に、ジャガイモ畑の白や紫色の花。清楚な花の景色が旅行者の心をとらえている。今年になって、ミートホープ(苫小牧)の食肉偽装事件が起きた。北海道産の名高いジャガイモに異種の肉を混ぜてコロッケが作られていたのだ。食品の安全と信頼を根幹から揺るがされた。
今年の8月にはさらに追い討ちをかけた。『白い恋人』が賞味期限を改ざんし、食中毒菌を検出しながらも出荷していた、という事実が発覚した。白い恋人。菓子として最上のネーミングで、北海道の観光客には超人気だった。その観光客の信頼を裏切ったのだ。
こうも不祥事が連続すれば、消費者は北海道製品から離れるのではないか。見捨てるのではないか、と危惧される。
猛暑で記録的な最高気温を記録した16日、陽が陰った夕方には東京のアンテナショップ・北海道物産店(有楽町の東京交通会館・一階)に足を運んでみた。店内の陳列棚にはさすがに「白い恋人」はなかった。
店内は予想以上に、大勢の客でにぎわう。玄関口では、人気のソフトクリームを食べる人が目立つ。店内の奥に進むほど、生チョコ、バターサンド、ジンギスカンのラム肉、北海道の海の幸などを買い求める人が多くいた。そこには根強い北海道人気があった。
北海道はトウモロコシの本場だ。トウモロコシは畑で取れた、その場で食べるのが最もおいしい。時間が経つほど、日数が経つほど、劣化が激しくすすむ商品だ。
東京のある大手スーパーマーケットが単独イベントで、18日、北海道・南幌町で早朝に取れた『白いとうもろこし』を当日中に売る、という産地直送販売をおこなった。正式な品名は『ピュアホワイト』だ。
プロジェクトが進む折、白い恋人事件が起きた。北海道食品のイメージダウンは避けられない。『大都会の消費者は、まだ北海道食品を見捨てていない。計画は実行だ』という営業本部の青果部長の強いことばで、実行に移されたという。
8月18日の早朝。北海道・南幌町で採れた『白いとうもろこし』が千歳空港(9時30分)発、羽田空港(11時)着の空路で、東京に届いた。荷物引き取り12時だった。トラックは二つのルートに分かれていた。一台は都心部の店舗に向かう。他は川崎、横浜地区だった。早い店では14時に、青果売り場の最も目立つトップに陳列された。
試食を出していた売り場担当者から話が聞けた。「白いとうもろこしは糖分が高く、甘味の強い大柄な品種です。それに朝取りですから、『なま』でも食べられます」と説明してくれた。売価は一本が250円。一般的な黄色いトウモロコシは通常、1本が100円から150円だから、割高い商品だ。「北海道の空港では400円で売っているそうです」とつけ加えていた。
売り場で商品を『白いとうもろこし』を手にした消費者にも聞いてみた。「初めて白いトウモロコシを見ました。試しに買ってみます」。「北海道に旅行したから、知っていました。懐かしいから買います」と好評だった。他のひとも、関心を示す。そこには北海道食品への不信など感じられなかった。
同スーパーマーケットでは、空輸との関係で、今回は主力七店舗のみで、合計1500本だったという。9月8日のチラシ初日、9月15日の「北海道フェアー」でも実施するという。
今回の取材を通して、大手スーパーのバイヤーには、不祥事が続いているが、『北海道フェアー』をやめる気配などない、と知った。消費者すらも、いまなお北海道ファンが多い。
北海道の業者が、もう一度初心にもどり、白い心、白いイメージを大切にして、誠実な食品を作り続ければ、かならずお客は戻ってくるはずだ、という確信をもった。【了】
■関連情報
記者HP:穂高健一ワールド
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一【 東京都 】
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北海道には広大な白い雪原のイメージがある。『雪印』のブランドがそれを象徴していた。00年には雪印の脱脂粉乳に黄色ブドウ球菌が繁殖し、過去最大の集団食中毒事件を起こした。北海道食品のイメージを大きく失墜させた。
北海道といえば、広大な土地一面に、ジャガイモ畑の白や紫色の花。清楚な花の景色が旅行者の心をとらえている。今年になって、ミートホープ(苫小牧)の食肉偽装事件が起きた。北海道産の名高いジャガイモに異種の肉を混ぜてコロッケが作られていたのだ。食品の安全と信頼を根幹から揺るがされた。
今年の8月にはさらに追い討ちをかけた。『白い恋人』が賞味期限を改ざんし、食中毒菌を検出しながらも出荷していた、という事実が発覚した。白い恋人。菓子として最上のネーミングで、北海道の観光客には超人気だった。その観光客の信頼を裏切ったのだ。
こうも不祥事が連続すれば、消費者は北海道製品から離れるのではないか。見捨てるのではないか、と危惧される。
猛暑で記録的な最高気温を記録した16日、陽が陰った夕方には東京のアンテナショップ・北海道物産店(有楽町の東京交通会館・一階)に足を運んでみた。店内の陳列棚にはさすがに「白い恋人」はなかった。
店内は予想以上に、大勢の客でにぎわう。玄関口では、人気のソフトクリームを食べる人が目立つ。店内の奥に進むほど、生チョコ、バターサンド、ジンギスカンのラム肉、北海道の海の幸などを買い求める人が多くいた。そこには根強い北海道人気があった。
北海道はトウモロコシの本場だ。トウモロコシは畑で取れた、その場で食べるのが最もおいしい。時間が経つほど、日数が経つほど、劣化が激しくすすむ商品だ。
東京のある大手スーパーマーケットが単独イベントで、18日、北海道・南幌町で早朝に取れた『白いとうもろこし』を当日中に売る、という産地直送販売をおこなった。正式な品名は『ピュアホワイト』だ。
プロジェクトが進む折、白い恋人事件が起きた。北海道食品のイメージダウンは避けられない。『大都会の消費者は、まだ北海道食品を見捨てていない。計画は実行だ』という営業本部の青果部長の強いことばで、実行に移されたという。
8月18日の早朝。北海道・南幌町で採れた『白いとうもろこし』が千歳空港(9時30分)発、羽田空港(11時)着の空路で、東京に届いた。荷物引き取り12時だった。トラックは二つのルートに分かれていた。一台は都心部の店舗に向かう。他は川崎、横浜地区だった。早い店では14時に、青果売り場の最も目立つトップに陳列された。
試食を出していた売り場担当者から話が聞けた。「白いとうもろこしは糖分が高く、甘味の強い大柄な品種です。それに朝取りですから、『なま』でも食べられます」と説明してくれた。売価は一本が250円。一般的な黄色いトウモロコシは通常、1本が100円から150円だから、割高い商品だ。「北海道の空港では400円で売っているそうです」とつけ加えていた。
売り場で商品を『白いとうもろこし』を手にした消費者にも聞いてみた。「初めて白いトウモロコシを見ました。試しに買ってみます」。「北海道に旅行したから、知っていました。懐かしいから買います」と好評だった。他のひとも、関心を示す。そこには北海道食品への不信など感じられなかった。
同スーパーマーケットでは、空輸との関係で、今回は主力七店舗のみで、合計1500本だったという。9月8日のチラシ初日、9月15日の「北海道フェアー」でも実施するという。
今回の取材を通して、大手スーパーのバイヤーには、不祥事が続いているが、『北海道フェアー』をやめる気配などない、と知った。消費者すらも、いまなお北海道ファンが多い。
北海道の業者が、もう一度初心にもどり、白い心、白いイメージを大切にして、誠実な食品を作り続ければ、かならずお客は戻ってくるはずだ、という確信をもった。【了】
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